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Off Trailでのお話

こんばんは。


先週金曜日の1日です。
この日は以前より決まっていたOff Trailとのコラボ。実は前後色々とあって結果的に車で行って僕は日帰りで、ユージーンは現地に宿泊というスケジュールに。早朝5時にブルワリーに寄ってそれからユージーンをピックアップ。まだまだ夜明け前で真っ暗の中、山梨県小菅村へ向かいます。名古屋からだとストレートに行っても5時間ぐらいかかるので気長にのんびりと向かうことになりました。

道中ではまず前日に行われた「愛知・三重合同クラフトビールの会」(みたいな名前だったような)の話をあれこれと。当日は愛知県から25程で三重県からも10社程のブルワリーが集まり、かなり大所帯の会合となりました。まずはセミナーが行われ、会場であったキリンビールが運営する「Spring Valley Brewery」のブルワーさんがクラフトビール全体の話から自社の取り組みなどをお話。休憩を挟んでそれから国税局の方からオフフレーバーに関してのセミナーが行われました。

どんどん増えていく日本のブルワリー、それぞれがそれぞれの思惑があったりします。とはいえクオリティの向上を目指すのは間違いなくどのブルワリーも必要不可欠で、それは技術や知識や情報などを取り入れて前回より良いものを作ろうとする事が大切です。
クラフトビールの先進国は日本の外にあって、ハイスピードで変化する新たな知見は英文である事がほとんどですがおすすめです。
よりわかりやすく書かれてる記事も多くて、難しい文字が羅列する事なく醸造過程のプロセスに沿って書かれてるのはとても有意義です。コミュニティを取りに行く事も必要な場面もありますが、やってる事が自然とコミュニティと形成されたりする事の方が遥かに有意義です。クラフトブルワリーの中にもあらゆるカテゴリーが存在しますしね。
最後にSpring Valleyのブルワーさんへ「キリンビールが運営してるクラフトブルワリーとはどういう意味ですか?」という中々尖った質問があって講師の人もしどろもどろしてました。


11時Far Yeastへ到着。ブルワリーを案内してもらった後にバレルルームへ移動してブレンディングの始まりです。今回のコラボは同じフルーツピューレを使ってそれぞれのブルワリーでDH Sour IPAを作ります。Off Trailでれバレルエイジドサワーを使います。今回は4種のバレルエイジドサワーをブレンドしそのほとんどがもう2年近く熟成されています。ファンキーな味わいやシトラス系、ウッディにオーキーなどとにかく複雑な味わいを持つそれぞれのサワーをブレンドする事で整えます。もうシングルカスクでも十分なポテンシャルを感じるものもありました。
プラス今回はそこにピューレとドライホップを行います。半日ほどかけてブレンディングを決めましたが、これがほんとに素晴らしいです。ここからまた次の工程に入りますがこれまで到達する事のできなかったファンキーさを残す事ができています。
今度は僕らのブルワリーで一緒にDH Sour IPAを仕込みます。そこでのアイディアもこの日にちらほら出ててまた新しい世界を見せることができるような気がしています。
リリースは少し先ですがお楽しみにしておいて下さい。

今年の僕らの目標の一つであるバレルエイジシステムへの始動の最初の一歩になりそうです。世界的にみても数の多くないスペシャルな彼らからは学ぶことばかりでチャレンジのしがいがありそうです。

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