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作ると売るのお話。

おはようございます。

12月はタップルームを少しだけ多めに営業する予定です。土日以外では12/28,29,30とオープンしてますんで年越しに向けての方も、普段は違う土地にいて帰省される方も是非お待ちしてます。
この週末は青森からいつか自身でブルワリー開業を目指す若者が国内のブルワリーをいくつか回りながら最後にTotopiaに寄ってくれた。
いくつか聞きたい事もまとめたりしててとにかくたくさん吸収する!ような雰囲気で、僕の周りでは久々にそんな鼻息荒い若者にあったような気がします。本人も今は青森のブルワリーで働いてたりするんで質問の内容もそこ悩むよねといった感じです。


僕らのスタッフにもいつか自分で、、っていう方はいたりすんですけど一貫して伝えてるのは「若さの利」と「パートナー」です。これら僕が経験したところからで、これ以外にも持ち合わせてた方がいいものっていくつかあるんですが、それを全て手に入れてる間に「若さの利」は失われていきます。体力あるし、記憶力あるし、大きなライフイベントの前だとしたら尚のこと良いです。いくつになってもチャレンジできる!なんて謳い文句は偽りじゃないけど、現実的には人は老いるし下からの勢いに押されてしまうシーンは存在します。そのチャレンジが博打にならない為にも必要です。

自分の城を持つというのはいい事ばかりではありません。毎日変化があるという事もいい事ばかりではありません。あなたの大切な役割の一つにガソリンになるというのがあります。自分が燃料になってエンジンをかけないといけません。そんな時に1人では生み出せる燃料に限りが出て来ます。良き相方に出会えるといいね。



来年の1月14日に京都にある「CRAFTHOUSE KYOTO」でTotopiaのタップテイクオーバーを開催してくれる事になりました。京都クラフトビールシーンをもう1段階押し上げた彼らが運営するお店の一つです。最近自社ブルワリーである「KYOTO NUDE BREWERY」を立ち上げています。
僕らもその一つでコロナ以降さらに加速した、お店→ブルワリー設立の流れが増えてきました。当たり前のように「作る」には「売る」必要があってお店で何が起きているかをイメージする事ができるかどうかも「売る」には必要でその上で「作る」を設計するのも大切な工程の一つです。
わかりやすいところだと、バレルエイジ系のビールです。多くの作り手が魅了されるようにウイスキーやワインなどの樽にビールを長期熟成するこのビールはかなり飲み手を選びます。日本で作るのを見かけるようになり数年経った今でもその市場が大きくなってる肌感はそんなにないかもしれません。さらにはクラフトビール大国のアメリカですら、バレルエイジビールの生産を縮小してる傾向にあります。理由は簡単で作ってるほど「売れない」のです。しかしバレルエイジのような長期熟成ビールにももちろん長い長い歴史があって今なお存在していていかに上記のところを設計できるかがこのスタイルには必要であるような気がしています。
これから僕らも少し長い時間をかけて準備に取り掛かります。また進捗お伝えしていきます。

1/14「CRAFTHOUSE KYOTO」ではTotopiaのビールだけじゃなくてアートデザインなどにもフォーカスして開催してくれるようです。とても楽しみにしています。
みなさん乾杯しましょう。

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