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洗面所の「整理」のススメ

モノを人をトトノエましょう! のトトノエルです。

モノと空間が絡まりやすい、水回りの代表!『洗面所』は一刻も早めに片づけするべき場所です。

 家族の朝の支度を快適にスムーズに進めるためにも「おうち時間」を利用して「清潔で使いやすい」(モノが散らかりにくい)洗面所を整備してみませんか?気持ちのいい、湿気の少ないこの季節に、ややもするとベタベタ、ジメジメしがちな「洗面所」を爽やかに整えておきましょう。

  特に高齢者の事故の発生場所は、家の中で77パーセントを超えている…とご存知ですか?洗面所からの入浴という流れが「スムーズ」でなければ、安全が担保できません。「洗面所」は、水が床に飛んだり、買い置きしたストックの洗剤を床に買ってきたまま放置したり…。
 長居する場所ではありませんので、ドアを閉めたら「気にならなくなる」から後回し…というのもうなずけますが。角に足をぶつけたり、つまずいたり、滑ったり…狭い場所で転ぶのは、広い場所でよりも危険度が増す、ということも考慮して「後回しにしない」よう心がけましょう。

 「洗面所」の役割を知ることで「整理」は、とても進めやすくなります。

洗面所の役割は?

  1. 洗顔・歯磨き

  2. 基礎化粧品で肌を整える

  3. ヒゲを剃る

  4. 髪の毛を整える

  5. 洗濯する

  6. うがい・手洗い

  7. コンタクトを脱着し、メンテナンスする

  8. 入浴のために服を脱ぎ着する

  9. 洗面所の掃除

上記のように使用目的は何通りもあります。さらに家族が多ければ多いほど、アイテム数が増えますし、好みが変わればもっとグッズが増幅するのは明らかです。収納スペースと収納するモノと物量、家族が絡みに絡まって洗面所は「乱れる」傾向が強いのです。

 あるクライアントさんのお話…都内で一人暮らしの女性の洗面所は、洗面台の周りにびっしりと化粧品が並べられ掃除もままならない状態でした。一目で「身支度が気持ちよくできていないだろう」と察知できました。一人でも一旦こじれるとリセットするのはかなりの労力を要します。洗面所はなんのために存在するのか?当たり前のようで、ぼんやりしているから…乱れていくのではないかと感じます。

 総じて…清潔で美しい場所で身支度を整えたい、と誰もが思うのではないでしょうか?

洗面所にどんなモノがある?

【大きな物】
洗面台(シンクの上の棚、シンク、シンク下の3段で構成されているタイプが一般的)

洗濯機・乾燥機、洗濯用カゴ

タオル等を入れる引き出し、体重計、その他

【小物類】
洗濯に関わる_洗剤、柔軟剤、部分洗い用洗剤、おしゃれ着洗い洗剤、洗濯板、ブラシ、その他

歯磨きに関わる_歯ブラシ(電動)電動歯ブラシの充電器、歯ブラシ立て、歯磨き粉、水歯磨き、糸ようじ、デンタルミラー、フッ素、コップ、その他

洗顔に関わる_洗顔料、化粧水、乳液、美容液、スポンジ用洗剤、筆洗い用洗剤、コットン、綿棒、ティッシュ、シェイバー、カミソリ、その他

ヘアケアに関わる_ヘアミルク、ミスト、ディップ、オイル、ドライヤー、ブラシ付きドライヤー、ヘアアイロン、ヘアブラシ、クシ、髪用ゴム、ヘアバンド、その他

入浴に関わる_バスタオル、フェイスタオル、足ふきタオル、各種入浴剤、ボディミルク、その他

手洗いに関わる_ハンドソープ、石鹸、うがい薬、ハンドクリーム、その他

 以上に加えて、各種掃除・風呂掃除グッズや下着類、さらに空のスプレーやボトル類、シャンプーリンスなどの各種ストック品が加わると…軽く50種を超えてきます。さらに洗顔した流れでメイクをする方もいらっしゃるでしょう。するとアイテム数はもっと多くなります。

 いかがでしょう? 書き出してみるだけでも『多種多様』な用品が比較的狭い空間にぎゅっと詰め込まれています。それに日々家族が入れ替わりに使うために、乱れがちなのが「洗面所」と言えるでしょう。シンクの下開いてみましょう。モノがモノの上に積み重なっていませんか?

洗面所を整理しないとどうなる?デメリットしかない…

  1. 二度買い無駄買いをする

  2. 買い忘れる

  3. 身支度に時間がかかる

  4. 不要品や使っていないもの、ゴミが見えなくなる

  5. 掃除しにくい

  6. モノがごちゃごちゃして「置けるところに」モノを置くようになり危険度が増す

  7. 何がどこにあるのか?わからず「モヤモヤ」する

 シンク下でよく見かけるのは、モノがぐちゃっと入れられている…光景です。特に観音開きタイプでは仕切りがなく、シンク下の大空間に「放り込んでしまっている」パターンが多い。洗剤を入れ替える時に液ダレもしますし、汚れやすい場所です。ですからサッと掃除ができる環境を保ちたい。モノが定位置におさまると「使う」「しまう」が気持ちよく作用しますよ。水まわりがキレイなのは風水的にも大切だ、と言われていますのでぜひ取り組んでみましょう。

では、どうする!?

ここで気をつけたいのが「収納グッズ」を先に買わない!こと

素敵な収納グッズを見ると、ついつい買ってしまいたくなります。でもそこはグッと我慢です。購入するのは、これから説明するSTEP1、2を終わらせてから。できればSTEP3まで進めて「あった方が取りやすい」と分析してからで十分です。「収納グッズ」を収納するための労力は省きましょう。

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手順は大きく3つに分けられる

STEP1:全部出す!

洗面所にあるモノ全て、小さな引き出し、箱に入っている…なるべく一箇所の出し切ります。リビングなど広いスペースを確保し、汚れないようにシートを敷いて出していきます。面倒でも、出す場所が狭くてもここを省いては『清潔で使いやすい洗面所』は完成しません。


STEP2:分ける

1.ゴミ

2.使っているもの

3.使っていないけど…捨てられないモノ


 この3つに分けていきます。「このボトルいつか使うかも…」と取っておいた空き容器は、次に使うイメージが浮かばないなら手放しましょう。「もったいない」、「また、ボトルから買いたくない」という気持ちは分かりますが、気に入っているモノであれば今も使っているはず。使わないモノのために「収納グッズ」を買い足す、「収納スペース」を占領される…それこそもったいないのでは? (※この時出たゴミは自治体のルールで出しましょう)   ここまでの作業で、物量はかなり軽減されます。目標は「清潔で使いやすい洗面所」ですから。不要品が押し込まれては、実現不可能ですよね。何を目指すのか?重要。ものごとを目標を決めずに進めると効率が悪い…これは「整理」も変わりありません。
 
 加齢と伴に「要」「不要」の判断がしにくくなっていく、傾向にあります。この判断が素早くできる、というのは「若い」証拠でもあります。不要品を「なんとなく」でとっておくのは、判断能力が少々弱くなっているのかも。「もったいない」「なんとなく」…というふわっとした理由だけでとっておくならば、それは「モノの最期の姿」がイメージできないのでは?モノがその機能を全うできないのであれば、即判断できるように脳トレのようにスキルを磨いていきましょう。


STEP3:使いやすいように収納「なんとかして…入れない」

 なるべく使いやすいように入れてみましょう。体格差や使用頻度、ボトルの大きさなど、入れるモノと収納場所を分析しながらおさめます。シンク下は大空間ですので、ボックスやコの字ラックなどを使用してみるのはオススメです。「ぎゅっ」と詰め込むのではなく「ゆるっ」と、余裕のある収納を心掛けます。すでに100パーセント収納していたら「どうにか入れよう」とするために、せっかく「整理」したにもかかわらず、簡単に崩れてしまう可能性が高くなります。

ゆるゆる収納がおすすめ!



まとめ

 洗面所の「整理」は、家族全員が使用する「多目的スペース」。そのため多くのモノと人が入り交じって「ごちゃごちゃ」しがちな場所とも言えます。シャンプーリンス、洗剤、柔軟剤など使い切るタイミングもバラバラですしね。「清潔な洗面所」で、スッキリと身支度を手早く整えたい、と考えるなら一度思い切って「整理」をしてみるのがオススメ。

 特に、家族に高齢者が居る家庭は、安全を確保するためにもオススメです。高齢者の片づけは「現役世代」より「安全」に注目して実施して欲しい。車イスを利用することになった場合、本格的なリフォームが必要となることありますが、それまでは「整理」で危険をできるだけ回避しておきましょう。


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