映画『狼よさらば』

1974年アメリカ

ゴロツキに妻を殺され娘を強姦された男の復讐劇。

ニューヨークで裕福な暮らしをしていて、街のゴロツキに狙われてしまいます。
狙われた原因がスーパーで買い物をしていた妻が品物を後で自宅に届けてもらうよう言伝をしたことからでした。
ゴロツキはそれを見ていてスーパー店員を装い家宅へ侵入。
ここで思ったことは無闇にドアを開けないということ。しかし住んでいるのは高級マンションで、ロビーにコンシェルジュが居る物件。セキュリティ面ではしっかりとしている模様。信用してドアを開けてしまいますよね(>_<)

ニューヨークという街は華やかなイメージがありますが、映画内では地下鉄やカフェなど治安があまり良くないように見えました。
特に夜出歩くには物騒なくらい。
主人公も夜出歩いていてゴロツキにナイフや銃で金を出せと脅されています。

復讐を胸に宿して主人公は正義の味方気取りでゴロツキ共を銃殺してゆきます。
その行為が市民の心に勇気を芽生えさせ、いままでなすがままだったゴロツキに対してやり返すことに発展します。

誰かがやり始めたことでムーブメントが起こる。銃殺という非合法である行為であっても、街の人達にとっていままでやられるがままだった犯罪に抵抗する力となったのです。
今回の発端は主人公の家庭が襲われ復讐するということでしたが、別の違う行為がムーブメントとなる可能性もあり、何が事の始まりであるのかを知ることは大切だと思いました。

主人公役のチャールズ・ブロンソンがロングコートで夜の路地を歩く姿は渋く、カッコいいと惚れました♪


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