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アーティストは「上手だね」よりも「好きだよ」が嬉しい
最近、noteでよく「ジェスチャー・ドローイング(ジェスドロ)」や、「クイック・ドローイング」、「30秒クロッキー」なんて楽しそうな言葉をよく見かけるので、
やってみました!
今日、大学で40分ほど次の授業まで時間が空いたので、急に思い立ち購買部へ。無地のルーズリーフとファイルを買って、YouTubeのじぇすどろパーティーを見て初めてジェスドロをしてみました!
![](https://assets.st-note.com/img/1668433206444-gXe2Tnb4U3.jpg?width=1200)
小さすぎて これ以上描きこめなかった(笑)
普段描かないような面白いポーズばかりで、とっても描いてて楽しかったです!BGMのピアノ演奏もリラックスできてよかった!
お尻と頭の位置を先に描いていくと、早く形が決まった気がします。
今度からはシャーペンじゃなくて、強弱がつけられる筆ペンか鉛筆で描きたい。
Day 27:誰かに言われた大切な言葉
「Otowaの絵、かわいくって好きやわぁ」
「見るとほっこりする絵だね。家で飾っていい?」
わたしは絵を描くことが大好きです。
そして、自分が描きたいものが描けるほどには、得意です。
でも、写真そっくりな絵は描けない。
わたしはシンプルで優しい雰囲気のイラストを描くことが好きで、得意です。
わたしがここまで絵をたくさん描いてきたのは、両親や周りの大人たちが、わたしの絵を「好きだ」とたくさん褒めてくれたからです。
「上手だね」「すごいね」は誉め言葉じゃなかった
同世代の子よりも、桁違いな数の絵を描いて育ったわたしは、よく「上手だね」「絵が上手くてすごいね」と声を掛けられました。
相手は誉めてくれているのは分かっているので、「そうかな、ありがとう」と曖昧に笑って返していましたが…。
正直に言って、「上手」「すごい」と言われても嬉しくはならなかったんです。
「(そりゃあ、それなりに描く練習をしているし、たくさん描いてきたからなぁ…)」と心の中で思っていました。
たぶん、芸術を作っている人の多くは、スキルの高さよりも、作品のファンになってくれた方が素直にうれしくなるはずです。
スキルの高さは、作品の良し悪しには必ずしも関係はない世界なのです。
「写真みたいなリアルな絵は誰にでも描ける」と言う両親
小学生の時から、絵画コンク上手や作品展の展示を両親と観に行くことが多かったのですが、「上手な絵」=「好きな絵」ではないと気づかされました。
学生時代に美術高校・アトリエに通っていた両親は、写真を元に絵を描くことを絶対に許してはくれませんでした。
理由は、「写真はあなたが見えている世界とは違うから」。
こんな経験はありませんか?
・顔写真よりも、似顔絵の方が誰が誰だかすぐ分かる。
・目で見て描いた風景のスケッチと同じ場所からとった写真…バランスが違う。
これは、人間の見えている世界と カメラで撮る写真の世界は見え方が違うから。
人間は脳で「認識して」見ているので、モノの大きさのバランスや視野は写真とは異なってくるのです。何なら、1人ひとり違う世界かもしれない。
だから逆に言うと、
写真を見て描いた絵なのか、目で見て描いた絵なのか
これは絵を見る人からはすぐに分かるということです。
自分の見たままに描く。
それだけであなたにしか描けない絵ですよ。
わたしが目指す絵
生き生きとした、感情や性格が伝わってくる絵が描けるようになりたいです。
例えば、ジョージ・スタッブスの作品。
昨年、日本に来たロンドン・ナショナル・ギャラリー展で
一目ぼれした作品(右側)です。
George Stubbs was born #OnThisDay in 1724. He is best known for his paintings of horses and his conversation pieces: https://t.co/qbBLqSlJEt pic.twitter.com/Pq8hMNhWc9
— National Gallery (@NationalGallery) August 25, 2017
馬のなんて生き生きとした表情!!3頭それぞれの性格もなんとなく想像できます。右端の栗毛の馬は、ちょっと神経質な子なのかな…とか、真ん中の葦毛の馬は人懐っこそうだな…とか🤭
後で知りましたが、ジョージ・スタッブスは馬を描くのが得意で、馬の作品をたくさん描いた画家だったそうです。
なるほど!
馬愛があふれてると思った・・・(笑)
美術館のグッズ売り場で、この絵のポストカードを買いました。
こんなに生き生きとした馬が描けたら、アルバイト先の馬のオーナーさんたち、喜んでくれるだろうなぁ。
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