昔とった杵柄
ケーキを焼いた
ケーキを焼きたくてたまらんくなって、それもキャロットケーキを
お菓子作りは三十数年ぶりかも
嫌いではないのに作らなくなったんは
単純に食べきれないから
原家族は父、母、姉、弟の5人だったから
作れば誰がしかが平らげてくれたし、うまくすれば「おいしいやんか」とか親兄弟から褒めてもらえるから、子どもとしてはうれしくってクッキーとかケーキとかをせっせと作っていた
けど今は家人との2人暮らし
結婚した当初は亡き義父も同居してたから、新妻(笑)は喜んでもらえるかと思って張り切って焼いてみたんだけど、両者全く興味を示さず撃沈!
ひとり黙々と胃の中に片付けるという無念
「クソッ!2度と作ったれへんわい!」
と心に誓い数十年
noteでキャロットケーキの記事を見かけてむくむくと楽しかったあのころの感情が湧き立ってきた
そうだ!キャロットケーキを焼こう!
誰かが食べるとか食べへんとか、そんなことは今更、気にせんとこう
数十年ぶりに焼き上がったキャロットケーキはなかなか上出来
何よりも、あのころ殆ど興味を示さず食べることもなかった家人が、わたしよりいっぱい食べてるやんか!
この手のケーキは、冷蔵庫で数日寝かせたぐらいがしっとりして美味しくなるんだけど、3日目にして完食
昔とった杵柄も使ってみるもんやね
また焼こう