大失恋という名の不戦勝

noteの更新は、1年ぶりぐらいかしら?

以前清掃業に従事していることは、読者の皆さんも知っているかもしれない。

今月末を持って、退職することにした。次も決まってはいないが、兎に角メンタルが崩壊し体調も崩してしまったため、限界を悟った。そして、干支が回ってしまうくらいには月日が経ってしまったが、某ルミネの販売員時代への未練とプライドが捨てられず、表舞台に出て色々と新しいことをやりたいと思えるようになった。

現場の新規移転から怒涛の日々が過ぎた。
本社からの無茶でいい加減な対応と要求、人員と道具と給料の増加も無し。シフトの大幅な変動、頭の可笑しい新人スタッフの入れ替わり、旧メンバーの脱退や裏切り、上司のマシンガントークと暴走、別部署とのトラブルや距離感の変動、取引先(現場は一緒)のべっぴんさんとの失恋(ガチで俺は嫌われており、その人も今回転勤確定、俺の上司にゾッコン)という追い打ちのオンパレードが退職の原因である。

今回は、失恋にフォーカスしよう。

筆者が今の仕事を始めて4年目に突入して今この瞬間にいる。
そのべっぴんさんは、筆者が今の仕事を始めてからすぐ後くらいにやってきた。最初は、ああ若くて綺麗だなあぐらいにしか感じなかったが、DANDAN心惹かれていってしまった。それもそう、行きつけのBarやウフフなお店の推しのスタッフへの失恋を乗り越えた矢先の出会いであり、周りは野郎かBBAばかりとなるとその人が神がかって見えてしまったからである。

上司や別部署のスタッフには、ベタ惚れしていることはカミングアウトしていた。当然、相手が所謂勝ち組の職業かつハイスペックでこちらが委託されている立場だし、お前のような底辺には釣り合わない、第一相手には彼氏がいると言われ釘を刺されてしまった。好き好き発言が漏れたのか、そのべっぴんさんには、ある時から塩対応されてしまうようになった。

筆者の上司はそのべっぴんさんとは仲が良く、昨年の今頃上司と俺が辞めようとした時、泣いてしまい、大事に発展して上司も残留、流れで俺も残留する羽目になってしまった。当然、その人の地平線よりもずっと×2先のその先と上司を見つめる瞳と海よりも地底の核(コア)よりもあまりにも深すぎる心の中には俺はいなくてアウトオブ眼中な状態である。それと同時並行で当時から俺は、別部署のキモデブ君にすり寄られ、年始に怒りを爆発させたところ、またまた別部署の主任や直属の上司達の介入が入り、関係が拗れてしまうこともあった。

特別な感情という観点から解説すると以下のようになる。


キモデブくん→筆者→べっぴんさん→筆者の上司

いくら、憧れや異常な感情移入などがあっても想う方は必死でも、想われる方にとってはかなりの負担になっているのである。

実は、ホワイトデーのお返しを取引先の事務所に持っていきそのべっぴんさんにお菓子を渡せたのはいいが、緊張してしまい上手く喋れずダルそうな対応までされてしまった。後日上司が筆者がお菓子をチョイスした旨を伝えたところ、そのべっぴんさは下を向いてテンションが下がってしまったらしい。

生理的に受け付けないとなったらそれを覆すことは不可能。好きすら言えない状態で、振られることすら許されずに辞めるのは正直言って辛いし、悔しい。(その前にテメエの今後の食い扶持の心配しろよと言われればそれまでだが)

前に働いていたアミューズメント施設の上司は以下の名言を残していた。

美人は肝心な時に大嘘をつく。その人の人格に関係なく美人は最終的且つ本能的に色気のあるホンモノの伊達男の元へといってしまい勝手に不幸を演じる生き物である。
冷めかかったピザ(ダメ男やキモ男、負け組等)はその背中を見つめながら誰にも手をつけられないまま余熱が冷め切るのをただひたすら待つしかいない。それが、モテない男の処世術である。


ルミネ時代の筆者もそうであった。20歳前後の時にルミネで販売員のバイトを半年ほどやっていた。

実は、筆者は中高時代に不登校と中退、浪人を経験したのち某有名大学の通信教育課程に通っていたため数年ぐらい同い年や同年代との接触がまともに無かったのである。他大学の趣味のサークルにも馴染めず、童貞を卒業できないまま20歳を越えてしまった。このままではいけないと奮起しルミネのバイトの採用も勝ち取り自分が理想としてた同年代の女の子たちと共に働けてウキウキになっていた。正直、趣味の話をしている時よりイキイキしてたと自負できる。そこでも何人かのメンバーに恋をしたが、人並みか人並み以上に人生経験を経ている彼女たちには既に彼氏もいて、筆者のあまりの仕事のできなさや世間とのズレから相手にされなかった。一念発起した時には時既に遅しであった。その後すぐに筆おろしとセックスフレンドとの出会いも果たし遅ればせながらなんとかコンプレックスは薄れた。

ルミネ時代のバイト仲間、行きつけの店の看板スタッフ、今回の取引先のべっぴんさんといった素敵な人達に恋をして失恋して結論が出た。

学歴や職歴、性格を問わず有能で対人能力が高くある程度以上の美人は筆者のようなキモオタやコミュ障や負け組、アスペ野郎、池沼等といった無能や不細工なダメ男とは縁が無く、本能的にそういう男を足切る能力と感が備わっており有能な男や権力者、職業的には底辺でもイケメンやノリノリ系やイケイケな伊達男に取られてしまう。
そして、筆者は、頭の可笑しい同じレベルの女性やデカブツ女や上記のキモデブ君等の曰く付きや残念な人としか縁が無くアップデートできないのが現実である。
そして、上記のこれと思った女性たちが他の男性とまさぐり合ってる最中に風俗のお世話になって大金と時間を失い続け、AVを見ながら親指しゃぶって、涎を垂らしながら荒い息遣いでマスをかいてるしかない。これが駄目な30代オヤジの処世術である。

今更お洒落やダイエットを頑張っても遅いし、クリエイティブやエンタメな世界で逆転することは不可能。

上司とそのべっぴんさんとの信頼関係を見ていて、職業に貴賤は無いのは事実であると自負できる。負け惜しみになるが、清掃業だからどうこうという問題でもない。ただ、今回の件から努力をしたり、美しい誰かとドキドキな恋をしようと思った時にはもう手遅れなのである。

後味悪い辞め方とはいえ、どうにか割り切りたいね。


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