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JSTQB Foundation Levelを受けてきた話

JSTQB認定テスト技術者資格
Foundation Levelを受けてきました。
※以下、FLと略す

試験結果は試験日から約1ヶ月半後、
3/31(水)に発表されました。

結果から先にお伝えすると、
無事に「合格」していました。
一発で合格できて良かったです。

コロナ禍で初開催ということで、
当日の会場の様子と、
試験当日までの勉強方法を書いていきたいと思います。

勉強に使った教材

勉強するにあたって、
下記の2つの教材を使いました。

・ソフトウェアテスト教科書
 JSTQB Foundation
・テス友

まずは「ソフトウェアテスト教科書 JSTQB Foundation」から。

リンクはこちら

こちらは公式公認の参考書です。
シラバスの内容に対して詳細な説明と問題が用意されており、
基本的にこれを読んで内容を理解すれば8割は点数稼げると思います。
シラバスだけでも勉強できる人はいると思いますが、
最後の章に試験同様40問用意されていますので、購入して損はなかったです。

次に「テス友」。

こちらはアプリの名前です。

正式名称は「ソフトウェア技術者試験【JSTQB】完全攻略 テス友」です。

FLに対応した模擬試験アプリになります。

問題数が非常に多く、
問題数や出題パターン(ランダムか特定章か)も設定でき、
チャートでどの章が苦手かわかりやすいのでかなり重宝しました。

2021年に入って最新シラバス(2018ver)に対応されています。

沢山の問題がある一方、
誤った回答があったりするのが残念です。
ただ、その回答がおかしいと気付けるなら勉強の成果が出ていると思います。

勉強方法

まずやらかしたなーと思うエピソードから。

筆者は勉強開始時、

・ノート
・消しゴム
・シャーペン
・赤と青の蛍光ペン

というよくある勉強道具を一式購入して開始しました。

が、最終的には殆ど使うことはありませんでした。

ど真面目に参考書の第1章から大事な部分などを書き取りしていったのですが、
あまりの量の多さに勉強開始1週間で放棄してしまいました。

それにプラスして、
参考書は第1章からがっつり読み込んでいくと、
浅い章で先の章で説明される技術法なども途中途中に書いてあるため、
内容が理解できないことから止まってしまうことが度々ありました。

そんなこんなで勉強を放棄してしまい、
ちまちまテス友は触っていたものの、
ブーストがかかったのは試験の3週間前です。

流石にヤバいと感じて下記に勉強法を変更。

①わからなくても、
 とりあえず最後まで参考書を読み切る

②各章を読み終えたら、
 テス友でその章の問題を解きまくる

③6章まで終わったらテス友で
 各章ごと/ランダムで問題を解きまくる

とにかく流し読みでも良いので、
一旦最後まで参考書を読み切りました。

ペースとしては1日1章。
流し読みなので1章2時間くらいで読み終わります。

読み終えたらその日のうちに、
テス友で出題傾向を該当の章に限定してまずは10問実施。
間違えたところは回答に記載されているシラバスの内容を読み、
参考書で該当部分を再度確認。
これを繰り返して10問×5セット以上実施し、
寝る前に該当章を40問に設定して実施。
正答率70〜80%取れれば1日の勉強は終わりです。

次の日は次章を読む前に、
前日勉強した章を再度テス友で実施。
間違えたところは時間はかけずに、
回答に記載されているシラバスを読んで終わり。
前日同様また1章を流し読みで読みます。

これを繰り返しているうちに、
先の章の内容が頭に入ってくるので、
浅い章でわからなかった内容がストンと理解できるようになりました。

浅い章の内容が理解できると、
先の章も理解しやすく、
流し読みでも頭に入りやすかったです。
体感的には第4章まで読むと浅い章の内容も理解できるようになりました。

最後の第6章まで読み切り、
テス友で第6章の問題も重点的にやり終わったら、
いよいよテス友の出題傾向を完全ランダムに切り替え。

第6章終了後の1週間の勉強法は下記になります。

1.出題傾向を「完全ランダム」で40問解く
2.間違えた問題を参考書で再確認。
3.テス友で出題傾向を「間違えた問題優先」に切り替えて10問解く。
4.手順2〜3の繰り返し
5.勉強終了前、再度完全ランダムで40問解く

これの繰り返しです。
問題は同じ内容が繰り返し出されるので、
「あーこの問題の答えはこれ」になりがちですが、
問題を理解した上でこの事象になるのは問題ないと思います。
理解もしていない状態でこうなると、
知識が身に付いてないので後々泣くことになります。

筆者はこれに並行して、
さらに勉強したのが第4章です。
テスト技法の問題は試験の全40問の中で
1番出題率が高く、
問題を読んで状態遷移図を作成して回答を出したり、
線を引いて境界値を書いて回答を出したりと、
実践的な問題が出ると過去に受験された先輩方から伺っていたためです。
実際に試験中4〜5問は出ました。

試験1週間前になり、
参考書の最後にある模擬試験40問を解きます。
合格ラインは正答率65%とのことですが、
1回目は67%でした。
回答を確認していくと、
誤答の原因が「ちゃんと読んでいない」になってることが多かったです。
過去に受験された先輩方のレポートを見ても「落ち着いて解けば大丈夫」と書かれているのを多く見かけたので、
以降は問題をしっかり読んでから進めていき、
正答率も最終的に95%まで伸ばせました。

試験当日の様子と試験の進め方

今回はコロナ禍になってから初の開催です。
会場では以下のコロナ対策が実施されました。

・マスクは常に着用
・試験部屋に入る前に体温測定
・試験部屋では前からじぐざぐに席が設けられている(自席の前後と横に人がいない状態)

マスクは試験監督の指示で、
本人確認時のみ外しました。
試験開始後にスタッフが受験票を回収しにくるので、その際マスクを外します。
外して再度マスクを身に付けるまで10秒程度。
スタッフも小さな声で対応してくれるので、
飛沫の心配はありません。

アルコール消毒は試験部屋入場時に、
スタッフの方が手に吹きかけてくれます。

ペラペラ話す人もいなかったので、
わかりやすい飛沫はありませんでしたが、
唯一試験部屋に入る開場待ちの廊下が密密状態だったのは怖かったです。

試験は全40問選択式で60分間。
最終的に全問解き終わったのは終了8分前ぐらいです。
残り時間は見直ししましたが、
日本語力を試されるような文章が多くあり、
落ち着いてしっかり読まないと正解に辿り着けない印象がありました。
丸暗記してしまうとひねった部分に騙されてつまづく可能性があるので気を付けてください。

解き方としては1問1分以内に解ける問題は解き、
解けない問題は一旦飛ばして最後まで解き切った後、
飛ばした問題を解いていきました。

後書き

勉強期間1ヶ月(毎日2時間〜3時間程度)でしたが、
無事合格をいただけて良かったです。
身につく勉強法は人によって異なるので、
あくまで筆者個人の勉強法になります。
参考程度に見ていただければ幸いです。

次回はIVECの1か2を受験しようかなと思います。

勉強期間中に利用したサイト

最後に勉強期間中に利用したサイトをご紹介します。

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
 ~ IT用語を日本語に ~

IT用語を図付きでかなりわかりやすく説明してくださるサイトです。
教科書を読み進めていく中で、
各章ごとにIT用語の説明はありますが、
ぶっちゃけそれ読んでもわからない用語がいくつもあったのでかなり助かりました。

スクエアリング・サービス

テス友とは別で、
こちらも模擬試験が無料でできるサイトです。
有料コースもありますが無料コースで十分です。
残念なポイントとしては、
内容が古いため現在のシラバスに載ってない用語も出てきます。

ここまで読んでくれて有難う御座いました。

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