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断念。

あたしの中で、断念するのは、自分の3日坊主とか、自分の事に限られてた気がするんやけど、人に対して、断念するとは思いもよらなかった。

ずっと仲良くしてきたはず。   
ずっと側にいてたはず。
ずっと心が通い合ってきたはず。
ずっと助けあえる人だと信じてきたはず。

はず、はず、はず…。

はずは、当てにはならないもんやねんなー。
ねばならないって言葉は嫌いやけど、
自分なりの距離感で、寄り添ってるつもりやった。

せやけどなー…。

そんなことなかったんや。
独りよがりもええとこやで!
わろてまうわ。

今でも、やっぱり大切におもてるけど、形がってゆうか、自分の中での価値感が、大きく揺らいで、前のようにはいかなくてなってしもたなー。

断念か。

まだ、まだ、未練はあるし、大切やと思てるけど、何かが、大きく変わってしもてる。

断念。

せんとあかんと思えるようになってきた。
非常に残念やけど、せなあかんなー、そろそろ。

期待もせん。
振り回されるのが、もう嫌やねんなー。

断念。

していける気がしてきた。

自分が、自分でいるために。

これからわろて生きていきたいなぁ。

信じてきた人が、全く見たこともない別人に見える事。
あれもこれも、自分の不徳の致すところではあるけど、本質を見極める力量も、度胸もなく、向き合う事から、逃げてきたからかも知れんなー。

人生には、思いもよらないことが起こる。

避けようもなく、運も、災難も無いと思うてたけど、突然やってくる。

その時、あらゆるものが、鮮明に確実にその本性を見ることが出来るってことを、今回初めて体験してしもた。

これが、自分の人生か。

全てを飲み込んで、前に進むしかないよな。

でないと、苦しんだからこそ、見える世界が無駄になってしまう。

ちゃんと全てを飲み込みたいな。

#エッセイ




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