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いくつかの偶然により
いくつかの偶然と、おそらく自他のいくつかの勘ちがいや思いこみが重なって、まことに奇妙なことに、このブログは続いている。
未来に必要となったときに、必要とするひとが目にして少しでもヒントになれば、という想いではじめたものです。
メッセージボトルを海に放つような気持ちでしたが、現代が検索の時代であることも考慮はしていました。大声は出さないけれども広場にそっと置いておくことはできる。
[今回綴ることは、共通する語彙がふくまれていたとしても、これまでのライブ評やそのアーティストと楽曲には直接関わりはありません。
自他のパーソナルな部分にさざなみを起こすつもりはなく、これまでよりもさらにぼやかした書き方をします。理由はありますが述べません。
……
まだひとが表立って集まれない時期に、二度、こころを鷲づかみにされた。
日を経て、すべてをあきらめたはずの者が、大勢のひとが集まる場所へ足を運ぶ。
ふるえがほんものだったのか。ふるわせたみなもとがほんとうにあるのか。なんらかの共鳴を望んでのことなのか、手探りのまま。
どんな鏡が割れたのか、自分にもいろいろあるんですとそのひとは目頭を押さえた。
したいことができるひとは、努力家だ。
なりたいものになれるひとは、幸せだ。
見せたいかたちがあれば、道ができる。
ちょうだい、と言いつつ、欲しくはなくて。
あげる、と言いながら、もらっていて。
あたえた分だけ、身軽になれる。
もらった分だけ、信じる力が生まれる。
……
このつたない短文も例によって単なる思いちがいに由来するだけかもしれません。
次の数行だけをここにポストするつもりで、何カ月か経ってしまった。末尾が引用であるのをゆるされたい。]
……
定義とか、キャリアとか、一切後回しにして言えるのはー
この度のステージは、ロックだった。
ラブソングの深みを、思い知らされた。
ーあかつきは胸をえぐる。