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資産運用をしないリスクを考える

明けましておめでとうございます🎍🐯🎍

僕は昨年から本格的に資産運用を始めた新米投資家です。

僕なりに2021年勉強してきた結果、資産運用をしない=貯金だけで全てをやりくりする時のリスクについて、考えてみました。

今回は3つのリスクについてまとめておこうと思います。

①インフレに対するリスク
②収入が減り続けるというリスク
③r>gを放棄するというリスク

ちなみに、貯金が悪いとは思っていません。
【全てを貯金】でなんとかしようと思うのは賛成できない。と言っているだけですので、貯金否定派とかではありません🙅🏻‍♂️

それぞれについて解説していきます🙋🏻‍♂️

①インフレのリスク

日本を含め世界は緩やかにインフレを目指しています。

目安とする目標は2%ぐらいを基準に、徐々にインフレしているんですが、日本はデフレしたりインフレしたりと、ちょっと不安定なのが今後も心配です。

さて、インフレするとお金の価値が下がり、物価が上がります。

仮に2021年に1年で2%インフレしたとすると

2021年で100万の価値があった円は、2022年では98万円の価値になる

ということになります。

この2%インフレが続いていくと

10年後に100万円は82万円になり、20年後には67.3万円になる

実際に数字を見るとどれぐらい減るのか分かりやすいと思います。
(仮定の話であって、実際にこのようにインフレが進む訳ではありません)

さて、今度は金利です。

今の銀行の金利ご存じですよね?
そう、0.001%の超低金利です。

メガバンクでも0.002%です😱
(金利0.25%ぐらいの銀行があるのは知っていますが、今は一般の人がよく預ける銀行に焦点を当てています)

0.001%ということは100万円預けていて、1年に100円増える計算です。

1000万円で1000円って…😓

お年玉の方がよっぽど貰えます😹

ここで、インフレと組み合わせて考えみましょう。

1年に2%インフレして、資産100万円を金利0.001%の銀行に預けた翌年の資産は…

98万円+98円
(資産の価値で考えています。実際の口座は100万+100円です。)

金利の%が低すぎて分かりづらいですかね?

金利の0.001%を1とすると、インフレは2000倍界王拳です。

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余計分かり辛かったらごめんなさい🙄

インフレが2000倍の速さで進むので、金利はとても追いつけないということが問題なんです。

これは貯金だけに頼った場合であって、資産運用していればインフレに対して優位に立つことが可能です。

ちなみに2021年の僕の株式投資運用益だけでも+10%になっているので、インフレ率2%は余裕で耐えられます。

つまり、運用益が2%でも出ていれば、インフレが2%ずつ進んでも資産は減らず、生活は困窮しないという事が言えます。

2%を超える運用益を出すには金利0.001%の貯金だけではほぼ不可能ということです。

【貯金だけ】という資産はリスクになる、とお分かりいただけたでしょうか。

②収入が減るというリスク

先進国はどんどん高齢化社会に突入し、日本は超高齢化社会になります。

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2040年には高齢者1人に対して1.5人の生産年齢人口で支えていかなければなりません。

全ての高齢者が亀仙人のようにスーパー筋肉ムキムキ高齢者なら、人生100年時代を100歳まで現役で働けるでしょう。

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しかし現実にはこんな事はあり得ません。

高齢者増加に伴い上がる税金。

そして更には給料が上がらないという現状。

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上のグラフは厚生労働省から引っ張ってきたグラフですが、20年前から日本人の平均給与は上がるどころか下がっています。

次のような事になっていませんか?

給料が上がらないのに、社会保険料という税金が知らぬ間に増税され給料から天引きされて、気付けば手取りが下がっている。
年次昇級した割に手取りが増えていない気がする。

もちろん増税に関しては新聞などの報道で知らされていますが、給料の明細には「住民税」「社会保険料」などでまとめられていて、細かい項目がよく分からないですし、「今回の給料から増税されています」なんてコメントも書いていないでしょう。

さらに、自分で自分の老後資金を用意するように国も推奨しています。

貯金だけではインフレには対応が難しく、給料が減り貯めにくい状況になっていく、という事を理解していなくてはいけません。

学校や職場では教えてくれないんですけどね。。。

③r>gを放棄するというリスク

r>gという式があります。
日本語では「r(アール)大なるg(ジー)」と表現されています。

簡単に言うと、不動産投資や株式投資の投資リターン=投資収益(investment return)は、経済成長=ここでは自身の労働による生涯給料(growth)を上回る、と言う事です。

このr>g理論はフランスの経済学者トマ・ピケティ氏が書いた「21世紀の資本論」で発表されました。
資本主義で生きていく上で、r>gとどのように向かい合っていくかが資産を築く上で重要になってくる、と僕は解釈しています。※

注※とても分厚い本で、僕もまとめ情報とYouTubeで勉強したため、全部を読んだわけではありません。そもそもは個人資産ではなく経済全体の話です。

現代では多くの証券口座がネット上で開設でき、どこからでも取引ができる時代になり、人を介さない結果手数料も格安で取引できるようになりました。

一昔前に比べれば個人資産も株式や不動産に投資しやすい時代に変化しています。

さらに実際に僕達も投資を始めたことで、r>gを実感しています。

2021年で株式投資に総額1000万円インデックス投資してきましたが、夫婦で100万円以上の利益を得ました。

株式投資で10%近くの利益が出ているのはr>gをより身近に感じた1年だったと思います。

【貯金だけ】の資産運用ではr>gを体験することは不可能です。

なぜなら【g】の部分しか運用していないからですね。

【貯金だけ】で運用していく事は、折角のr>gの法則を自ら放棄している事になります。

勿論投資にリスクはありますが、理解した上で運用することで初めて【r】を享受する事ができると、僕は考えます。

まとめ

①インフレに対するリスク
②収入が減り続けるというリスク
③r>gを放棄するというリスク

この3つについて書いてきましたが、日本人の金融教育は本当に遅れていて、僕は30代後半でやっと投資を始める事ができました。

新卒当時から始めていれば、今ではもっと資産があった事でしょう…しかしそれを悔やんでも仕方ありません。

自転車やスノーボードに時間とお金を突っ込んだのも、今やいい思い出ですし、若い時にしかできなかった非常に良い経験になっています。

僕達の子供には、資産運用について小さい時から自然に勉強していけるように心がけていこうと思います。

それでは長くなりましたが、ここら辺で👋

また次の記事でお会いしましょう🙋🏻‍♂️




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