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【デッキ解説】EDH《Galadriel,Light of Valinor》【Challenge~TheGame】全文無料

デッキ解説と言う名の備忘録。
デッキのキーパーツっぽいものはそこそこ見つかったけど構築がまとまらないので、そこらへんの知見を集めるためにも一回形にしようかなというところです。

統率者スペック

http://mtgwiki.com/wiki/Galadriel,_Light_of_Valinor

5マナ3/3とスタッツ自体は低めだが、他のクリーチャーの着地で誘発し
3つの能力を使い分けることが出来る。
1ターン中に同じ能力を誘発させられないため、無限ループや勝ちコンボに繋げにくいのが欠点。

デッキレシピ

2024/02/12現在

構築理念

・マナエルフの展開によって統率者の早期着地を目指し、統率者のマナ生成能力を誘発させるための呼び水とする。
・ゲームレンジをコントロールに定め、ドロー能力を軸にする。
・カウンター呪文と共に瞬速クリーチャーを構えて、ドロー能力の誘発を増やす。
・勝利手段は細めのコンボ(食物連鎖)と有利状況を固めての殴り勝ち

ゲームプラン

概ね構築理念で書いた通りだが、一応整理

序盤

マナクリーチャーやマナファクトから統率者の展開を狙う。青の強力などろソースである《リスティックの研究》など別軸でゲームプランになるカードも採用しているため、2t目に何が出来るかを考えてキープしたい。

中盤

統率者の展開からアドバンテージの獲得を目指す段階。
主に《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》や《僧院の導師》と言った継続的にトークンを生成するクリーチャーや、《うねる魂のハクバル》や《開闢機関、勝利械》と言った単体でアドバンテージを稼げるカードから有利状況を固めていく。

終盤

ガラドリエルのオリカである《ダニー・ピンク》の着地から、ゲームを決めるパーツを探しに行く。また、大量ドローから打ち消し呪文をかき集めつつ、+1カウンターを重ねてのコンバットプランか、コンボプランを差し込むタイミングを考えてプレイしたい。

搭載コンボ

《食物連鎖》コンボ

Willの餌に出来るパーツは扱いやすい

統率者頻出の無限マナコンボ。クリーチャー限定の無限マナだが、無限マナ生成後に統率者を追放し、唱え直すことで誘発回数のリセットが出来るため、自由に使える緑緑緑の生成と占術2+ドロー1が行える。
主なフィニッシュ手段は《歩行バリスタ》か《破滅の終焉》X=∞
また、《霧虚ろのグリフィン》が引けていない場合も《食物連鎖》からガラドリエルの誘発回数を無理やり増やしてグリフィンを探しに行くプランも可能。

《アガサの魂の大釜》+《イーオスのレインジャー長》

モダン禁止で値段下げてくれ

単体で墓地対策+盤面強化を行え、コンボパーツとしても優秀な《アガサの魂の大釜》を採用。
《イーオスのレインジャー長》は非常に単体のカードパワーが高く、統率者の誘発を増やしやすいなど相性がいいカード。
《アガサの魂の大釜》の起動で《レインジャー長》を追放し、統率者の能力で+1カウンターを全体にバラ撒き、誘発のために出した小型クリーチャーで《レインジャー長》を起動……と、ソフトながらも強力なロックを形成できる。また、《レインジャー長》からサーチした《歩行バリスタ》を刻印することで、ロック強度を高めたりライフを詰めるプランも有力。

《呪文探求者》経由ルート

ジャッジ報奨と比べてこの格好何なんだろうな

《呪文探求者》→《儚い存在》と経由して複数のカードタイプをサーチし、コンボに繋げるルートを採用。《エラダムリーの呼び声》と《悟りの教示者》をサーチすることで食物連鎖コンボに繋げられる。
また、ブリンク呪文自体が統率者と相性がよく、《呪文探求者》を経由して《ダニー・ピンク》につなげるルートもあり、コンボパーツというよりは非常に扱いやすいキーパーツという感じ。

オリカとかキーパーツ

《ダニー・ピンク》

俺の怒りが有頂天

各クリーチャーに誘発能力を付与する常在を持つ伝説の人間。
クリーチャーに何らかのカウンターがターン中最初に乗ったらドローが誘発する。
統率者の+1カウンターを置く能力を誘発させると自分のクリーチャーすべてが1ドローを誘発する。占術2ドロー1を遥かに凌ぐドロー効率を誇るため、統率者の着地に成功したら優先して《ダニー・ピンク》の着地を狙うのを基本戦術としている。

《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》

展開の要

各ターンの2枚目のドローをするたびに2/2の猫トークンを展開する能力と、起動能力で生物を強化する能力を持つ。
統率者の能力誘発と非常に噛み合いがよく
・生成した緑マナから唱えやすく、《緑の太陽の頂点》経由も出しやすい
・ジョルレイルの着地で占術2ドロー1から猫トークンを生成し盤面形成
・《リスティックの研究》や《精神的負荷》で相手ターン中にも誘発出来る
と期待値の高いクリーチャー。指輪物語で青白の近い能力を持つ《公正なるイムラヒル大公》も登場しているが、ジョルレイルと比べるとかみ合わせの良さが低くなっている。

《ドライアドの東屋》

つよわいカード筆頭

土地・クリーチャーという非常に希少なオンリーカード。ガラドリエルに置いては緑フェッチからサーチして能力を誘発させられる。また、経由して《ダニー・ピンク》につなげる動きも強力で、フェッチ経由の《ドライアドの東屋》から《ダニー・ピンク》を実質2マナで着地させて、東屋ももちろんクリーチャーのため1ドローがついてくる。

《呪文探求者》

画像省略。
探求者でGGG発生→《緑の太陽の頂点》→《ジョルレイル》と繋げることで無駄なくガラドリエルの能力を使い切る事ができ、見た目だけでも2/2+2/3+3/3のクリーチャーが盤面にならぶ。最も多いプレイとしてはマナエルフからGGG発生→青マナから唱えて《新生化》をサーチ、そのまま《新生化》で《ダニー・ピンク》に繋げる動き。コンボ以外でも《儚い存在》サーチから打ち消し呪文を探す+ガラドリエルの誘発という動きも強力。

採用しているパワークリーチャー

クリーチャーを出すことでアドバンテージを回収するデッキなこともあり、クリーチャー本体でアドバンテージを稼いだり瞬速で打ち消し能力を持っていないとジリ貧になりやすい。アドバンテージ面やテンポ面で優秀なカードを何枚か紹介していきたい。

《自然の怒りのタイタン、ウーロ》

買いやすくなってよかった(2,000円)

手札を増やしつつ、土地を伸ばせ、コストとしては重めなものの1枚で複数回唱えることが可能なのが《ウーロ》。優秀なクリーチャーの多くが4マナの中、3マナなのも嬉しいポイント。コントロールの1マナは最後に染みてくる。

《うねる魂のハクバル》

100円で買えるスーパーパワカ

コスパ最強のパワーカードがイクサランで登場した。
4マナWシンボルと少し重さがあるが、気にならない程のカードパワーを誇るクリーチャー。感覚的にはウーロに近い使い勝手で、ウーロと違って手札の土地枚数を気にせずキープ基準にしやすい。
ガラドリエルほどではないが、《ダニー・ピンク》とも相性がよく、複数のマーフォークが並んでるときに探検誘発からマーフォークの数だけ手札を増やすことが出来る。

《開闢機関、勝利械》

クリーチャーではないが継続的にトークンを生成できる《勝利械》もこの枠。わずか1マナで相手ターン中にガラドリエルの誘発が増やせる。ガラドリエルの誘発GGG発生から青白追加して盤面に出し、余った緑から起動まで繋げられるのも嬉しい。

《僧院の導師》

『ハゲは強し』

ノンクリーチャースペルに反応して果敢を持ったトークンを盤面に呼び出せる。コントロールデッキのガラドリエルと相性がよく、打ち消しや除去に反応してガラドリエルでアドが稼げる。
また、横に並ぶほど+1カウンターも相まって無視できない打点まで跳ね上がる。
類似カードとして《戯れ児の縫い師》もいるため2枚体制も検討出来る。

デッキの欠点とか今後の課題や調整点

箇条書き
・コンボが弱い
・スピードがない
・デッキ内のカードが弱め
・統率者が重い
・一部カードへの依存度が高い
・全体除去が採用しにくい
・そもそも構築が難しい

最後に

《Galadriel,Light of Valinor》は使っていてギミックも多く、非常に楽しいデッキではありますが、構築もプレイングもかなり難しいデッキというのを実感しています。ここからまた1から構築し直しの日々に戻ろうと思っています。
《Galadriel,Light of Valinor》はイラストが非常に美麗で、他のガラドリエルカードも非常に美しいイラストです。能力も強力ですが明確な勝ちコンボを持った統率者ではないためこの記事が全世界のガラドリエルファンの一助になれば幸いです。

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