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ハラアレ的イクサラン:失われし洞窟レビュー 裏広報誌Vol.3

どうも、気づいちゃらもうプレリが始まっちゃいましたね。今回再訪したイクサランは海賊や吸血鬼、恐竜など男の子が大好きな物が詰まったテーマです。
特に今回はジュラシック・パークやインディージョーンズなどの名作映画をオマージュしたところもあり、映画のようなワクワク感を楽しめます、しらんけど。
更に、今回から登場した「スペシャルゲストカード」というスタンダードでは使えない再録枠があります。人気カードの新規イラストがフルアートで登場と、なんちゃってフォイラーかつフルアート厨である自分にとっては期待でいっぱいです。
前置きが長くなりましたが、それでは見ていきましょう。オナシャース

《マグマ用ガレオン船》

ここからがマグマなんです。

ハラアレで搭乗可能かつ、出たときに5点の火力と余剰があれば宝物1個が出せる機体。5マナ枠は非常に狭き門になるためなかなか採用は難しいが、除去とマナ加速が出来、全体除去からのリカバリー性能が非常に高いカードという点は魅力的。

《凶兆艦隊のフレイル》

表面はトランプルのない《怨恨》に近い使い勝手の装備品、作製した場合は3/0修正に加え、攻撃誘発による除去能力が付随する。コストは通常では重い物の地図や手がかりを継続して生み出せるクリーチャーと合わせることで盤面の制圧に期待できる。

《嘶くカルノサウルス》

6マナ7/6トランプルに着地誘発による発見が付随した中型恐竜。
更に魂力のような3マナ3点の盤面火力を持っている。少し物足りない性能とも感じるが、手札にいても盤面に出してもそれなりの性能を持つのはありがたい。また、続唱と違って着地誘発のためリアニメイトや緑黄昏などで踏み倒しても誘発する点は非常にありがたい。

《太陽の執事長、インティ》

攻撃誘発によって手札1枚を+1カウンターとターン中のトランプルに変換する人間・騎士。更に手札を捨てると衝動的ドローを誘発させる。このクリーチャーが攻撃していなくても良い上に自分以外にも載せられるのでハラアレを強化できるのが魅力的。
手札に複数枚の土地がある場合は、メイン1でセットせずに攻撃で1枚捨てて、衝動的ドローで土地を狙うなど細かいプレイングも求められる。
「1枚以上のカードを捨てるたび」という誘発条件のため、《Wheel of Fortune》などで大量にアドバンテージを得るなどは不可能なため注意。

《熱心な略奪者、ブリーチェス》

海賊が攻撃するたびの誘発で最大3種類の能力を誘発させるゴブリン。
自身も3/3と扱いやすいスペックに加えて、宝物、衝動的ドロー、アンブロと優秀かつフレーバーにも富んだ能力を持つ。
もちろん単体でどれか一つを誘発させるもよし、デッキの中身を海賊に寄せて多くの能力を誘発させても優秀。

《エターリの好意》

修正値こそ小さいものの1/1トランプルの修正に加えて発見3を行うオーラ呪文。ハラアレでは3マナ以下の呪文はバリューが低めなため、採用はしにくいがカードとしては非常に強力。今後増えていくカード次第ではマスターピースにもなるかもしれない。

《ゾヨワの裁き》

カオスワープの亜種に近い除去。インスタントで2マナの擬似的な確定除去という点で非常に頼もしいカード、特に相手の統率者に対して唱えれば同じカードがめくれるなどの事故もほとんど発生しない。ただし、マナ総量1以上しか対象に取れないためマナ総量を持たないトークンや土地は対象に取れない。これが可能な場合は、モダンなどの構築フォーマットで恐ろしいことになっていただろう。

《地質鑑定士》

着地誘発で発見3を行う人間・工匠。
モダンに置いては禁止経験もある《血編み髪のエルフ》を彷彿とされるスペック。速攻こそないもののハラアレで速攻を付与することでより扱いやすいカードになるかもしれない。

《怒りっぽい歩く彫像》

地味だがタップされる毎に手札の入れ替えができるアーティファクト・クリーチャー。アーティファクトをメリットとするかデメリットとするかは環境次第ではあるものの、召集でも問題なく誘発する上、2/2とスタッツも悪くないためハラアレで強化・攻撃してもそれなり以上に優秀な1枚だろう。

《最深の力、オヘル・アショニル》

最深の神サイクル。プレイヤーへの赤い火力をこの神のパワー分とする能力で、ハラアレで強化することで更にダメージを増加させることができる。志望誘発で土地になる能力もありがたく、素のスタッツも優秀。
能力面で行くと特に相性がいいのは《ヴォルダーレンの興奮探し》で、ハラアレを経由することで8~10点の火力を期待できる。
欠点としては、対応するカードがデッキ内に多くないこと。またバリスタでは反応しないため注意。

《鉤爪の猛竜》

3マナ4/3と優秀なスタッツに加えて、インスタント呪文や瞬速呪文を咎める恐竜。ソーサリータイミングでの殴り合いに自信のあるハラアレで更に強く出るためのカード。
アンコモンとしても異常なカードだが、ライフの多いEDHでは呪文を唱えること自体は防げないため、妨害を打ったプレイヤーと共倒れにならない用に注意したい。

《骨集めのドラコサウルス》

非常に強力でな5マナの恐竜・ドラゴン。あらゆるフォーマットでもこのカードが1ターン生き残ったら覆せない程のパワーカード。特に語ることもないが、ハラアレとは特に相性がいいわけでもないので採用はお好みで。

《マラメトの喧嘩屋》

2マナ2/2の猫で、任意のクリーチャーにトランプルを付与する事ができる。
《薄暮殻の這うもの》と違って先置きしやすい性能をしているが基本的には下位互換。
ただしイラストが非常にかっこいい。

《一往一来》

非常に強力な1マナのエンチャント。探検前に占術1をする置換能力と場に出たとき探検する能力。ハラアレを探検させることでアドor+1カウンターによる強化を得ることができる。また、土地が十分増えたあとは変身して土地になり、5マナ使用で後続を探すことができる。枠こそ難しいものの《怨恨》などの軽量強化札と枠を争うレベルのカードだろう。

《剛胆な古生物学者》

2マナのマナクリにタップ不要の墓地対策能力、更に自身で埋めた恐竜を最終カウンター付きだが追放領域からプレイすることができる。2マナと重い者の任意のタイミングで起動できる墓地対策は非常にありがたく、マナクリーチャーとしての性能も悪くない。器用貧乏なところはあるが環境次第ではマスターピースになるかもしれない1枚。

《名もなき都市の歩哨》

3マナ3/4警戒と緑らしく非常に優秀なスタッツを持ったマーフォーク。
更に出たときと攻撃誘発で地図トークンを生み出す。継続的なアドバンテージ元としてはいまいちだが、ハラアレを強化するカードとしては非常に優秀。上記した《一往一来》と合わせてデッキを掘り進める動きを期待したい。

《地形学の追跡者》

こちらは統率者カードで探検を補助するマーフォーク。
出たときに地図トークンを生み出し、探検を行う際は更にもう一度誘発する。
3マナ2/2と少し重めなため、探検に特化できない限りはあまり採用しないだろう。

《好奇心旺盛なアルティサウルス》

4マナ2/5とケツデカスタッツに警戒・到達と防御的な少し珍しい雰囲気の恐竜。ハラアレでサイズを上げると非常に頼りになる上、このクリーチャー含めて恐竜がダメージを通すと1ドローがついてくると非常にありがたい。デッキ内の恐竜を増やす理由になるカードになるだろう。

《巨体の猛竜》

4マナ5/3と強力なスタッツに加えて、護法②も嬉しい恐竜。更にメイン1で動くことが多いハラアレではありがたいマナ生成能力が光る。
性能としては《アンダーマウンテンの冒険者》が比較対象になるだろう。

《床岩の亀》

自分ターン中にクリーチャーに呪禁を付与し、自分の与える戦闘ダメージはPTの大きな方で割り振ることができるようになる。ハラアレで強化することで8点のダメージソース持ちになりつつ、自分のアクションは妨害されにくくなるためBattle帯でのゲームでは実質的な対話拒否に近いスペックになる。

《探検者の隠し場所》

能力としてはかなり地味だが、継続的にハラアレを強化できるアーティファクト。また、《ダン・ルイス》でハラアレに装備して更に強化を狙うなどの曲芸もできる。
全除去などの返しで《大いなる創造者、カーン》を用いてクリーチャー化すると乗った+1カウンターをそのまま還元できるなど面白い動きができる。オゾリスで良いが
とはいえこれらの謎シナジーを含めても、素直に《八百長試合》などを使ったほうが良いだろう。

《支流の教官》

4マナ4/4と扱いやすいスペックに、教導を持つため継続的にハラアレを強化できる。また+1カウンターが乗ったクリーチャーが死亡した場合にドローできる誘発もありがたい。《ヴォルダーレンの興奮探し》や《時を超えた英雄、ミンスクとブー》などの投げ飛ばしと相性が良い。

《暴走暴君、ガルタ》

エント最後の進軍のような手札のクリーチャーを盤面に全て送り込める着地誘発を持った大型恐竜。元々のガルタとある意味正反対の能力ではあるが、そのスタッツは相変わらずの暴君っぷり。《自然の秩序》や新カードの《野蛮な序列》でデッキから踏み倒したい。

《最深の成長、オヘル・カスレム》

最深の神サイクルの緑は5マナ6/5トランプルと優秀なスタッツを持ち、ダメージ誘発で土地とクリーチャーを踏み倒す事ができる。ハラアレで強化+速攻を付与することで爆発的なテンポと展開を生み出す。
緑ランプ界隈がざわついたパワーカードで、cEDHでも時たま見かけるカードになるかもしれない。

《洞窟探検》

《探検》+《精力の護符》を組み合わせたような3マナエンチャント。精力の護符と違ってアンタップ状態で出る能力のため、複数枚の重ね張りは意味が薄いが、タップ状態で場に出る《西の樹の木霊》や《開花の亀》と相性がよく、メイン2で追加アクションを取りやすくなる。

《深根の歴史家》

手札の土地を墓地の生物に変換できるマーフォーク。マナエルフの多くはドルイドのため、横展開を軸にした構築では使用する場面があるかもしれない。

《災厄の末裔》

無尽を持った中型の恐竜で、戦闘ダメージ誘発で置物除去が出来る。
5マナと重めではあるが、5/5と高めのスタッツで、多くの状況で対戦相手のリソースを1枚ずつ奪うことが出来るだろう。
他の優秀な恐竜と合わせるならぜひ採用したい1枚だろう。

《鉤爪の激戦》

2マナでビームするソーサリー呪文、更に余剰のダメージが発生すればその値分の発見Xを行える。2マナソーサリーの除去呪文かつ追加リソースを得られるため、エルドレインで登場した《野生の遭遇》と近い使い勝手になりそうな1枚。《野生の遭遇》の使い勝手も非常に良いため、こちらも同様に試してみたい。

《髑髏胞子の結節点》

《グレートヘンジ》と同じマナ軽減を持つ伝説のアーティファクト。こちらは死亡したクリーチャーの変わりに等しいパワーを持ったトークンを生成したり、2マナタップ起動でターン中1体のパワーを倍にする能力を持つ。
起動能力でハラアレを強化したり、サクリ起動の《ヴォルダーレンの興奮探し》や全体除去からのリカバリーなどで期待出来る。
また、《グレートヘンジ》と合わせて《大いなる創造者、カーン》でマナコストを参照して攻撃に参加するなども出来る。

《貪欲なティラノサウルス》

貪食3と攻撃誘発でパワー分のトランプルビームを放つコラボ・恐竜。
貪食3のため、クリーチャー1体を生贄にするだけで9/9になり、攻撃誘発のビームも非常に強烈。ハラアレで速攻と打点強化すればたちまち盤面がパニックムービーさながらになるだろう。
また、《ブリキ通りの重鎮、クレンコ》などで展開したトークンを貪食コストにすることで一撃で1人を倒すような化け物を作ることも容易だろう。
そうでなくても、ブロッカーを排除しながら上げた打点をねじ込めるため是非試したい1枚。

《うろつく玉座》

前回の記事でピックアップした歌って踊れる《パンハモニコン》こと《うろつく玉座》。非常に注目の1枚であり、ハラアレに置いては主に人間宣言することになるだろう。《ドゥームスカールの戦士》とは相性がよく、着地誘発と攻撃誘発が倍になり、ハラアレと共に攻撃を通した場合、賛助したハラアレと合わせて6回誘発する。

終わりに

今回のイクサランでは優秀なカードが非常に多く、まさかの対策となってしまいました。この時点で5000文字て……(小ネタも書いてないのに……)
スペシャルゲストや宝の山ボックストッパーもあり、欲しいカードがもりだくさんなイクサラン。
本発売まであと1週間足らずとなり、予約競争もそろそろ始まります。
試したいカードもたくさんあり、2月まで新規カードの供給もなさそうなので、イクサランを楽しみまくりたいですね。
それでは、次のラヴニカで会いましょう。

ハラアレ学会もよろしくお願いします!

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