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バランスとは

涼しい朝。薄着で出歩いても快適な、私が好きな季節です。日没が早いのが残念ですが、長い夏を過ごしてきたのでホッとしますね。
ところが気づけばもう10月。秋の予定はいかがでしょうか。

先日、鹿のたくさんいる公園を通りました。最近の鹿は観光客からせんべいをもらうために、ちょっと一芸するようです。鹿といい、熊といい、たくましいです。

そんな中、車道を横切る4頭の鹿のファミリー。芝生に入るには1メートル程の柵を越えなければなりません。歩道は柵の根元から、さらに10センチ以上も低いので、かなりの高さになるはず。小鹿は自分の背丈を超えています。

柵に近づく一家。
「えっー!それ、大丈夫なん?」と思って見ていると、父、母、兄、弟(たぶん)の順番に全員、簡単に軽々と超えていきます。迷うことなく、しかも一歩の助走もなく、後ろ足が引っ掛かることもなくです。たぶんこの鹿たちは普段も全速力で走ることなどないでしょう。なのにこの身体能力。
思わず「おおおぉー」と感心。

人間は、使わない能力はドンドン衰えます。特に瞬発力、バランス能力は転げ落ちるように衰えます。もしこの鹿の真似をしたなら、後ろ足は確実に引っ掛かっているでしょう。

瞬発力は仕方ないとしても、バランスはいくつになっても必要です。ではそのバランスはどうして鍛えるのか。これはとても難しいんです。

簡単に言ってしまえば、色々な動きを普段からしておくこと。そして前提として筋力は必要です。足腰だけではなくて、できれば全身の色々な筋肉です。それらを普段から使っていくんですな。

なるほど…。これは難しい。球技をやったり走ったりは難しそうです。
ただ、ストレッチをやったり、筋トレも座ってやったり、寝転んでやったり、椅子でやったり。
普通のウォーキングではなく、上半身も使う全身運動のノルディックウォーキングをやったりすることで、自然な衰えにブレーキをかけることくらいはできそうです。

鹿は筋トレはやりませんが、私達には知恵や情報があります。健康は一番の願い。できることから始めてみましょう。




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