梁山泊訪問記(平成29年)その2

 翌26日は9時前に起床。解答選手権のスタッフになっている久保・馬屋原の両名も寝坊せずに出かけたようだ。残った鳥取組も碁盤店に行くといって出かけ、残ったのはロートル2名(笑)。二人で山路君の7手詰を解いた後しばらく話したのだが、梁山泊主人曰く「今の若手はみな、実にしっかりしているよ。まだ二十代なのに、我々のような年寄りともちゃんと話ができるもの。たいしたもんだ」。全く同感である。

 お昼ご飯はマルイの6Fで釜飯を食べる。注文したものが出てくるまでの間、PCを使った創作の是非について話をする。私は柿木などでチェックするのも余り好きではなく、最近はコンピュータチェックが不可能な透明駒や覆面推理、そして将棋パズルなどを手掛けているのだが、そうすると見落としがあるかどうかを調べる手段は別な人に解いてもらうしかない。でも今の若い子たちは「柿木でチェックするのと、他人にチェックしてもらうのと何が違うんだ?」と言うんだよね。勿論、原理的には何も差はない筈だ。でも同時に、何かが違うとも感じる。それも決定的な何かが。こういうことを言う私は、迷信を頑なに信じている原始人みたいなものなんだろうか?

 1時過ぎから、いよいよ解答選手権会場へと移動する。途中の電車でも勿論詰将棋談義。会場に着いたのは2時半頃だったろうか。選手権の会場を見つけ、間もなく喫煙室にいる相馬君を発見して、スタッフの控室が4Fであることを知る。控室はこんな感じでした。 

旅行記(3-4)

旅行記(3-5)

旅行記(3-6)

旅行記(3-7)


 第1ラウンドでは何故か④で「33飛成」と書くべきところを「33龍」と書いた誤記が多発したらしく(藤井四段まで!)、作者の角さんは他のスタッフから「この作品には邪悪なものを感じる」など散々弄られてました(笑)。
(まだ続く)

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