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温故知新(詰パラ455号)

 今日読んでいるのは詰パラ455号(平成6年2月号)。学校に好作を2作発見したので、早速紹介しよう。

           山田康一

(詰パラ 平成6年2月号)

47飛、46飛、45歩、43玉、76馬、同飛、44歩迄7手詰。

 巧妙な意味付けで飛中合を出し、最後は突歩詰。配置・手順とも、作者のセンスの良さが随所に窺える。

           水上 仁

(詰パラ 平成6年2月号)

42飛成、同玉、43銀成、31玉、42成銀、21玉、23龍、11玉、13龍、
21玉、33桂、同桂、23龍、11玉、14龍、21玉、13桂、22玉、34桂、
12玉、21桂成、同玉、23龍、11玉、22龍迄25手詰。

 こちらは紛う事なきベテランの芸。こういう「簡素形から手順を紡いでみせる」というタイプの作品も、たまに見ると逆に新鮮な感じがする。

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