全国大会参加記(平成26年)その1

 今年も全国大会に参加し、久々にお会いする詰キスト・プロブレミストの皆さんとの交流を満喫してきた。まだ私の中にあの心地良い余韻が残っているうちに、極私的な参加記を書いておきたいと思う。

 正直な話、会場が川崎ということなので、当日の朝に青森を出ても余裕で間に合う。今回は前夜祭からの参加は見送ろうかなと思っていた矢先、猪股さんから「電車はどうするの」というメールが届いた。猪股さんは幹事会などもあるので当然前日から川崎入りするのだが、氏には個人的に大変お世話になっているので、「それじゃお供致しましょうか」ということになり、19日(土)のお昼過ぎに七戸十和田駅から「はやぶさ20号」に乗り込むことになった。いつも新幹線ではプルーフゲームの解図に勤しむのが常なのだが、今回はビールを飲みつつ四方山話に興じることになった。
 川崎には4時40分過ぎ到着。ここで折角前日に印刷しておいた地図を忘れてきたことに気付く。相変わらず間抜けだ。街頭の地図を頼りに、別な方の東横インに辿り着き、そこでまた地図を貰って5時過ぎに何とかチェックインする。シャワーを浴びてからフロントで待ち合わせ。ここで八尋さんと合流し、3人で会場の川崎市産業振興会館に行ってみることにする。しかし、案に相違して前日の準備は既に済んでいる模様で(流石は詰工房!)、誰もいない。そこで猪股さんが柳田さんに電話してスタッフの飲み会の場所を聞き出し、そこに向かうことにする。柳田さんに途中まで迎えに来てもらい、6時半過ぎに「いろはにほへと」到着。詰工房のメンバー(柳田さん、芹田さん、金子さん、利波さん、池田さん…)と一年ぶりに再会し、色々な話を伺う。それだけなら良かったのだが、「これがなかなか難しいんだよ」と、利波さんからFLの上谷直希作(打歩バカ詰9手)を出題される。岩本さんはさらっと解いたらしいが、勿論私に解ける筈もなく、散々悩まされる。もやもやを抱えたまま、「いろはにほへと」を退散。もうそろそろ、飲み会の席で詰将棋を出題するのは法律で禁止すべきなのではないだろうか?
 同じ日に「この詰2015」の企画会議も行われているという情報を得ていたので、周りのみなさんに調べて頂き(こういうときtwitterは役に立つねえ!)、2次会はその若手達と合流。明日が早いスタッフ数名を除いた5~6人で居酒屋「炎」(だったっけ?)に突撃する。現場にいたのは會場、井上、馬屋原、そして吉田という、いずれ劣らぬ新進気鋭の4名。(この面子に、更に後から嘉則さんと松田君も加わった)それにしてもこの若手達、おっさん連中のバカ話には目もくれず、ひたすら詰将棋(しかも長編)を解いている。感心すべきなのか、それとも呆れるべきなのか。しかしまあ、これくらいでなくちゃ看寿賞は取れないのかもね。それから、會場君に拙作の余詰筋を教えてもらう。(透明駒に関してはコンピュータ並みの検討力を誇る北大将棋部のX氏が潰してくれたとのこと)流石にもう完全かと思っていたのに、とほほ…。こうなったらX氏にはとことんお付き合い頂き、完全作となった暁にはお歳暮にハムを贈ろうかと真剣に考えてます、はい。
 更に3次会まで行ったが、會場さんの「終電に間に合わないかも」という一言を機にお開きとなる。(結局間に合わなかったらしい。ゴメンね)ホテルに戻って1時過ぎ就寝。さあ、明日はいよいよ本番だ。(明日に続く)

(1)井上、馬屋原、吉田(京)の各氏

スナップ写真(平成26年)1

 某氏情報によると、吉田君は繰り返し手順の省略を許してくれないそうです(笑)。

(2)シブい金子さん

スナップ写真(平成26年)2

 詰将棋の将来を憂えているような表情ですが、単なる飲み疲れかも。

(3)會場君と嘉則さん

スナップ写真(平成26年)3

 こうして見るとかなり似ているこの二人。親子みたいです。

(4)笑う太田君

スナップ写真(平成26年)4

 笑っているだけでなく、偶には発言しましょう。

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