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温故知新(詰パラ332号-02)

 今日は中学校から、玄人筋で非常に評判の高い赤羽 守氏の作を引用しよう。

           赤羽 守

(詰パラ 昭和58年10月号)

69桂、同と、66銀、78玉、65龍、87玉、78角、同玉、76龍迄9手詰。

 66銀-65龍の組み合わせは、今見ても新鮮だ。非効率に銀を使い、更にその陰に隠れるような龍の動きは、創意溢れる氏の作品群の中でも特に独創的で美しい。傑作。

           (参考図3)小林敏樹

(詰パラ 平成4年12月号、第1期A級順位戦首位作)

56金、34玉、43銀、35玉、45金、同玉、47香、35玉、42龍、24玉、
33龍、同玉、51角成迄13手詰。

 こちらは、小林さんが上の作にinspireされて創作した図。一流作家の魂のこもった作品に触発されて、また別の一流作家が創作するというのはいいものだねえ。

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