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Michel Caillaud, The chameleon composer(5)

No.5 Michel Caillaud
(The Problemist 1986, 1st Prize, Ded. to Paul Valois)

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                                         S#4(13+9)

1.Qh7! (2.Se2+ dxe2 3.Qh6+ Kf5 4.Rf3+ Qxf3#)
1...Rb3 2.Bg5+! Kxg5 3.Ke4+ Qxc5 4.Qf5+ Qxf5#
1...Bb3 2.Rf3+! Kxf3 3.Ke5+ Qxa8 4.Qe4+ Qxe4#

 ODTのエコー。私が最初に興味を持ったのは、レトロの分野だった。その後、他のプロブレミストたちの注目を受けながら、フェアリーを含むダイレクトやヘルプの方に向かっていった。The Problemistのセルフの担当だったPaul Valoisは、ある契約によって私にセルフメイトを作らせようとした。私はその頃ミステリーに凝っていたのだが、その分野での著名な作家であるJohn Dickson Carrの本は、フランスでは入手が困難であった。契約というのは、私がセルフメイトを作ってThe Problemistに投稿すれば、Paulが私にCarrの本(ペンギン版)をくれるというものである!これによって、私はセルフメイトにおける創作テクニックと、英語の読解力の両方を磨くことができたのだった。

No.6 Jacques Rotenberg, Christian Poisson & Michel Caillaud
(Gvozdjak-30 JT 1995)

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                                         #2 Anti-Circe (8+13)

1.Bd8? (2.Sb8(A)#)
1...Sxd8(Sb8)(a) 2.Rd8(B)#
1...Qb8(b) 2.Kxd3(Ke1)(C)#
but 1...Sb6!

1.Bb8? (2.Rd8(B)#)
1...Sd8(a) 2.Kxd3(Ke1)(C)#
1...Qxb8(Qd8)(b) 2.Sb8(A)#
but 1...Bg2!

1.Qxf2(Qd1)! (2.Kxd3(Ke1)(C))
1...Sd8(a) 2.Sb8(A)#
1...Qb8(b) 2.Rd8(B)#

 完全な'Shedey'(フランスのプロブレミストが'Dombro-Lancy'とも呼ぶテーマ)。サイクロンのテーマ(Peter Grozdjakが彼の2冊の本の中で命名している)は、私の非協力系の作品群において重要な位置を占めている。

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注1 Anti-Circe(Calvet Type):駒取りをすると、取られた駒は通常通り盤上から消え、取った駒は初形位置に戻る(R,B,S,Pの復活場所の指定方法は、通常のCirceと同じ。即ち、RBSについては駒取りをした枡と同色の初形位置に復活し、Pについては駒取りをした筋の初形位置に戻る)。再生する場所が他の駒によって占められている場合は、駒取りはできない。但し、再生場所での駒取り(例えば、白Bb2がc1にある黒駒を取るような手)は可能。Pが最上段で駒取りをして成った場合は、成駒の形で復活する。駒取りにより初形位置に再生したK,Rはキャスリング可能。

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