温故知新(詰パラ368号-01)
今日は、詰パラ368号(昭和61年10月号)を読んでみることにしよう。まずは、表紙の裏のマラソン(懐かしい!)から。
勝 亮三
81と、同玉、84香、83歩、同香、72玉、82香成、同玉、93角打、72玉、71金、62玉、53銀、73玉、84角引成、82玉、83歩、71玉、62銀成、81玉、71成銀、同玉、53角成、72玉、62馬右、81玉、63馬、同銀、82銀、72玉、73銀成、71玉、82歩成、61玉、62成銀迄35手詰。
あの橋本孝治氏が初手を見つけるのに丸1日かかったという、曰くつきの作品。その後も、筋があるんだかないんだかという展開で、正直言って何が狙いか私には良く分からない。もしかして「難解さ」がテーマなのか?
フェアリーランドには、左真樹氏の作品が載っている。
左 真樹
89金、88角、98金打、89玉、88金、同玉、33角、32銀、22角成、21桂迄10手詰。
例の銀四枚のバカ詰もそうだが、左真樹氏の珍形短編はどれも非常に手順の質が高い。担当の小林看空氏が書いているように、恐らく収束4手からの逆算なんだろうけど、凄すぎる…。
あと、中学校からも1作紹介しよう。
山下徳介
23金、14玉、21銀成、23玉、14角、同桂、13飛成、同玉、31角、23玉、22角成迄11手詰。
この作者はこの号に表紙で初登場した新人。なかなかユニークな感覚の持ち主だったようだが、すぐに消えてしまった。残念!
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