見出し画像

温故知新(詰パラ354号)

 今日は詰パラ354号(昭和60年8月号)を読んでいるのだが、この頃のパラは手垢にまみれていて、いかにも読み込んだという色をしている。入会したばかりで、何もかもが新鮮だった日々が懐かしいなあ…。
 さて、学校に目を通すと、好作を2題見つけた。早速紹介しよう。

           岡部雄二

(詰パラ 昭和60年8月号、半期賞)

36香、46玉、38飛、19歩成、34香迄5手詰。

 実戦形の手筋ものくらいしか知らなかった田舎の少年には、直線的な駒ばかりで構成された手順がえらく斬新に思えた。これも解けた時は感動したなあ。

           荒井和之

(詰パラ 昭和60年8月号、半期賞)

37桂、同銀生、79角、56玉、65角、同龍、57金迄7手詰。

 同様の筋は谷口 均氏に既にあるが、盤面8枚と切り詰め、更に銀生を付加して新作になった。

           (参考図)谷口 均

(詰パラ 昭和54年10月号)

46飛、同と、89角、55玉、64龍、同銀、44角、65玉、77桂、同と、
66金迄11手詰。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?