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Michel Caillaud, The chameleon composer(4)

No.3 Michel Caillaud, Jean-Marc Loustau
(3rd WCCT 1986-88, 1st Prize)

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           #3 (12+9)

1...Sxe5[a] 2.e8=Q+[A] Kxd6/Kf6/Be7 3.Sb5/f8=Q/Qxe7#
1...Rxe5[b] 2.f8=S+[B] Kxd6/Kf6 3.exd8=Q/e8=S#

1.Qh2!(2.Qh3+ Rf5/Rg4 3.QxRf5/f8=S#)
1...Sxe5[a] 2.f8=S+[B] Kxd6/Kf6 3.exd8=Q/e8=S#
1...Rxe5[b] 2.e8=Q+[A] Kxd6/Kf6/Be7 3.Sb5/f8=Q/Qxe7#
1...Kf5 Bxd3+ Ke6/Kg4 3.f8=S/Q,Rxh4#
1...Sc5+ 2.Sxc5+ bxc5 3.f8=S#
(1...Rxg6 2.e8=Q+ Be7 3.Qxe7, f8=S#)
(1...Rf5 2.e8=Q+ )

 成を利用した、セットと本手順のreciprocal change。私をダイレクトの世界に強く誘ってきたのは、Jean-MarcとJacquesだ。別詰やキズがあるとどうも落ち着かないので、いつも私はできるだけそれらを避けるようにしている。しかし、本作がそうなのだが、野心的なアイデアを表現するためにはそれらが時々必要となる。私は今でもダイレクトを作っているが、ヘルプメイトの方が心が安らぐ。

No.4 Michel Caillaud(Rex Multiplex 1986, 1st Prize)

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           H#4 2sols.(5+7)

1.Kh4 Bb3 2.h5 Bd1! 3.exd1=B d5 4.Bg4 Bf6#
1.Rg4 Bb2 2.Qh4 Bc1! dxc1=B c5 4.Bg5 Bf7#

 ここには、私の「お気に入りの」テーマ、即ちプロモーション、(捨駒を伴う)ジラヒ、そしてカメレオンエコーが入っている。これらのテーマは、創作コンクールに際して表現しやすいものなので、私の作品では必要以上に用いられているかもしれない。何もアイデアが浮かばないとき、私はこれらをその与えられたテーマに組み込もうとするのだ。

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