梁山泊訪問記(平成29年)その1

 ここのところ半ば恒例行事となりつつある、この時期のえび研参加。今年は25日から27日にかけて、詰工房と詰将棋解答選手権(の打ち上げ)に参加してきた。何しろズボラな性格なのでメモなど何もないのだが、思い出せる範囲で旅行記を書き綴ってみたいと思う。

 25日は8時起床。11時前に七戸十和田から新幹線に乗る。車内では用意してきた「教材に使えるフェアリー作品展」の解図にとりかかる。しかし②青木作でいきなり躓く。更に⑤尾形作は、ヒントを読めば実質3手詰にも関わらず4手目の受けが見えずに悪戦苦闘。難しそうな⑥と手数二桁の⑦⑧は飛ばして⑪まで解いたが、Imitatorの前で力尽きた。まあ、それでも1時間半で8問は、私の乏しい解図力からしたら上出来だ。途中、車内販売で昼ご飯を買おうとしたら私の直前で売り切れるというハプニングはあったものの、まあまあの滑り出し。ちなみに、解いた中では④山路作が一番私好みかな。
 後半はレトロの解図。数作軽い作品を解いた後、Retros on weekendsに使おうと思っているT.GleuherのMonochrome Chessの解図にとりかかる。しかし、何か見落としているのか、どうしても作者の意図が掴めない。結局、この図とにらめっこしているうちに東京に到着。そのままきゅりあんに向かい、詰工房の会場には2時半過ぎに着いた。
 ここで今回の旅行のお目当てである鳥取の俊英二人、上谷君と山路君に会う。もうこれで、今回の旅行の目的は半分達成されたようなものだ。山路君とは昨年の全国大会で一寸だけお話ししただけで、上谷君とは完全に初対面。でもtwitter上では既にやり取りしたことがあるし、自作を「教材に使えるフェアリー作品展」に投稿していたので、まるで長年の知己であるかのように話が弾む。勿論これは、オジサンにうまく話を合わせてくれた彼らのお陰だ(気を遣わせてしまい、スミマセンね)。
 上谷君からマドラシばか詰を出題されたが、ヒントも沢山出してもらい、何とか20分ぐらいで解くことができた。その後、加藤さんから「カピタン」についての裏話を伺ったりしていると5時になり、ここで1次会は終了。続いて2次会だ。
 2次会の会場には2時間ほど居ただろうか。青木さんから「将棋パズル雑談」用の作品を一つ見せて頂いたのが、最大の収穫だった。恐らく、次回にはもう採用になる筈。ここを8時頃お先に失礼して、いよいよ梁山泊に向かう(そして、当然移動中も詰棋談義は続く)。ここからは「えび研」だ。メンバーは梁山泊主人、馬屋原、久保、山路、上谷、そして私の6名。 

旅行記(3-1)

旅行記(3-2)

旅行記(3-3)


「えび研」1日目の内容は、他の誰かの報告があるだろうから略。私は「『カルパス』って何?食べたことないよ」事件があったという謎報告をするだけにとどめておきたい。最後、私と上谷君が寝たのは4時前。明日はいよいよ解答選手権だ!
(続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?