プロパラを振り返る(08)
今日はプロパラ第4号を読んでみることにしよう。
(13) 若島 正 (Problem Paradise 4, 1997)
H=2 2sols. (3+2)
Andernach
Andernach:K以外の駒は、駒を取ると色が変わって敵の駒になる。新しく発生したRはキャスリング可能。
1.d1=Q+ Kb4 2.Qxd4(=w) a8=B=
1.d1=R a8=S 2.Rxd4(=w) Rd7=
簡素図から綺麗なAUWが飛び出す。これも前回の橋本作と同様、作者にしてみたら単なる作例に過ぎないのだろう。
(14) 吉田 彰 (Problem Paradise 4, 1997)
-1&#1 2sols. (2+6)
Circe
Circe:駒を取るとき、取られた駒は初形位置に再生する。R及びSの初形位置は、取られた場所の桝目の色によって決まる。Pの初形位置は取られた筋の2段目、フェアリー駒の初形位置は、取られた筋の8段目。取られた駒の初形位置が他の駒によって占領されているときは、その駒は通常通り盤上から消える。再生したRはキャスリング可能。
Retract: 1.Qh7(+Bh8,-Bf8) &1.Qg8#
Retract: 1.Qh1(+Qh8,-Qe8) &1.Qa8#
やや単純ながらも、Qの最大/最小の軌跡の対比が美しい。
(平成23年11月9日記)
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