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温故知新(詰パラ339号)

 今日は詰パラ339号(昭和59年5月号)を読んでみたが、学校に短編の好作を3題ほど見つけたので、順に紹介しよう。まず、幼稚園にYYZ氏が初登場しているのを発見!

           YYZ

(詰パラ 昭和59年5月号)

55龍、88玉、85龍、99玉、89龍迄5手詰。

 今なら誰でもこの作者名を見たら逃れ筋に敏感になるが、初登場なので解答者は当然無警戒。誤解者20名を出して首位となった。

           岡村孝雄

(詰パラ 昭和59年5月号)

86銀、同と、67金、同香成、66銀、同成香、58飛迄7手詰。

 表現の仕方が何とも洒落ている。短編における作者のセンスの良さが遺憾なく発揮された作と言えよう。

           有吉澄男

(詰パラ 昭和59年5月号)

44銀、46玉、35銀、同玉、26金、同玉、25角成、同桂、16飛、同玉、
27金迄11手詰。

 角が宙ぶらりんになるので、変化伏線の銀消去がかなり指し難い手になっている。玉方駒の絡みが殆ど無いのが一寸残念だが、最後まで捨駒で纏めた正統派の短編。

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