全国大会参加記(平成19年)その2

 全国大会当日。9時頃朝食を食べに2Fまで降りると、食堂にはちょうど利波さんがいらっしゃり、朝から大きな声で語っておられる。元気だなあ。こちらは午前中のIQが50以下なので、粗相の無いように最初は離れたところで簡単に食事を済ませ、それからコーヒーを持って氏のテーブルに移動した。話題は看寿賞の選考経過について。(話の内容は秘密)

 当日神戸を直撃するのではないかと不安視されていた台風は既に過ぎ、外は曇り。ホテルを10時に出て、会場へ向かう。地下道を出た後しばらく迷ったが、何とか到着。会場入りすると、もう既にスタッフの方々は皆忙しく働いておられる。大会が始まる前に、加藤さん、角さん、水上編集長、須藤さん、須川さん、橋本孝治さん、松田君、福島さん、若島さん、原さん、谷口さん、斎藤さんらと談笑。もうこれだけでおなか一杯になりそうな、凄い面子である。わざわざ青森から来た甲斐があると言うものだ。
 書店コーナーを覗くと、詰パラのバックナンバーが一年分1000~1500円という嘘のような値段で売られている。よほど買おうかと思ったが、自分が何年度分まで持っていたのかどうも記憶が怪しい。ダブっても仕方ないので、泣く泣く断念する。

大会自体はほぼ予定通り進行したようだ。(平井長老のPC操作ミスはご愛嬌)中村さんの水も漏らさぬマニュアルのお陰だろう。記念撮影後に、北浜先生ともお話できた。北浜先生も7月号の推理将棋にチャレンジしてくれていると聞いて感激。それにしても、解いてもらえるのは嬉しいが、プロの先生方があんな問題を解いて指将棋が香一本弱くなってしまわないか、それが一寸心配だ。

 6時からは懇親会。この数時間のために青森から出てきたようなものだ。ビールを飲みながら詰将棋やプロブレムについて語る、これ以上楽しいことが他にあるだろうか?白状するが、ブラジル人がカーニバルのために一年間働いているように、私はこの懇親会に出席するために毎日どんな生徒たちにも懇切丁寧に指導しているのだ。「懇親会なくて何の己が詰棋かな」である。
 握り詰の結果発表もあったが、今年ははっきり言って凶作。(去年も不作だったが)自作が出ていないので投票しようかなと思って全部目を通したが、詰将棋と呼べるものは殆どなかった。お陰で周りから「何で出さないの?」と散々つつかれてしまった。もう握り詰は作らない心算だったが、これだけ周りから期待されているとなると作らない訳にもいかないかなあ。こういうのはやはりウレシイねえ。

 8時過ぎに一旦お開きとなったが、当然のことながら詰キストがここでそのままホテルに帰って大人しくおねんねする筈が無い。2次会は昨日と同じ白木屋。そこでは、懇親会にも増してdeepな話題が渦巻いているのであった。

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