梁山泊訪問記(平成29年)その3

 さて、ここからは待ちに待った打ち上げだ。会場の試験監督、そして作品解説と大役を無事こなして肩の荷が下りたのか、「飲み放題なんだよね。困っちゃうなあ」などと意味不明なことを口走ってにやけている世界の橋本を掴まえて、レトロ談義に突入する。これがしたくて、旅費を〇万もかけて東京に来たんだよ!
 合作となったプルーフゲームについてのあれこれ、Ceriani研究会(!)、Messignyの解答競争のこと、そしてレトロのアンソロジー編纂についてなど、話題は尽きない。

 合作となった作品についての客観的な評価も、私が思っていたものとほぼ一致していた。ただ、氏が仰るには「あれは海外誌に出すべきだった」とのこと。私自身はプロパラの方に愛着があるのだが、海外の人たちに向けていわば「顔を売る」ことも必要なんだとか。成程ね。

 そのうちここに、若島さんも加わってきた。
「高坂君、君はいくつになった?」 
「48です」
 ここから突然、若島節が炸裂する。
「私は年齢を四捨五入して考えることにしている」
「じゃ、私はもう50歳ですね」
「いや、君は0歳だ!私からしたら、君は赤ちゃんみたいなものだよ」
 …普通、年齢を十の位で四捨五入する人はいませんて(笑)。

 その後、今度は別の場所で、若島さんが橋本さんを海外の会合に連れて行こうと誘っている場面に遭遇した。なかなかうんと言わないオヤジに対し、若島さん曰く、「橋本さん、あなたは『世界のHashimoto』なのか、それとも〇電の橋本なのか?」うーむ、これほど支離滅裂な殺し文句が今まであっただろうか?(笑)。 

旅行記(3-8)

旅行記(3-9)

旅行記(3-10)

旅行記(3-12)


 ここの立食パーティーは7時半まででお開き。その後、雨が降る中を新宿に移動し、更に10時ごろまで3次会。梁山泊には11時ごろ戻った気がする。寝たのは1時頃だったかなあ?(そういえば、梁山泊主人は前日3時まで起きていたのが祟ったのか、体調が整わずに打ち上げは不参加。寝ずに騒いでしまい、どうもスミマセンでした)

 27日は9時半ごろ、上谷君と一緒に梁山泊を後にする。東京駅まで彼と色々な話ができ、もう十分に旅費の元を取った気がする。やはり、詰キストと語り合うこと以上に面白いことはないよね!

 最後になりましたが、今回お会いした詰キストの皆さん、わけても梁山泊主人と鳥取の若手二人には、改めて感謝したいと思います。どうも有難うございました! (完)

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