全国大会参加記(平成21年)その2

 個人的には、今回の全国大会における一番のサプライズはこの日の「我楽多文庫」での山田嘉則さんとの再会だった。何しろ、10年以上前の東京大会以来だ。その時にはオウム真理教のマインドコントロールがホットな話題だったのだから、どれだけ昔の話か分かるだろう。嘉則さんが参加されるのは事前に知っていたし、間接的ではあるがmixiで既に再会を果たしていたのだからサプライズというのとは一寸違うかもしれないが、やはり直接ご本人を目の前にすると色々な思いが湧いてくる。(それにしても、ACTのメンバーってみんなしぶといよね)
 9時過ぎに前夜祭もお開きとなり、私は遅れて参加した数名(山田、犬田、松田、元水だった筈)と2次会へ。この時点ではもう「酒量セーブ、体力温存」は頭からきれいさっぱり消え去っていた(笑)。ホテルには日付が変わる直前にようやく戻る。さあ、明日は本番だ!

 次の日は「何かお手伝いできることがあれば」と、中村さんと一緒に10時半ごろから会場に行ってみた。既にCDを売る用意をされていた小泉氏へご挨拶すると、すかさず名刺を頂く。一目で以前高校に出題された作品の改良図だと分かったが、作意は思い出せず。ダメだねえ。参加者への配布物をホチキス留めする作業をしばらく手伝ってから創棋会の書籍コーナーを覗くと、何と若島さんの作品集(世界の付録)がたったの50円で売っている!中身を考えたら幾らなんでもこの値段はまずいだろうと思ったが、有難く購入させて頂いた。やったね!

教訓(その2)…会場では、まず書籍コーナーで掘り出し物を探すべし。

 11時過ぎに中村さんから「どこかでお昼を食べましょう」と誘われ、深井氏と3人で外出。東大OB二人に挟まれて、何となく私は肩身が狭い(笑)。しばらくはあてもなく歩いたが、間もなく深井氏が定食屋を発見。そこで私はきしめん+串かつを食べた。40歳にして、きしめん初体験である。(ただの平たい饂飩のような気もしたが)
 しばらく外を歩いたので、ホテルに戻るともう汗だく。すぐにシャワーを浴びて、それから会場へと向かう。もう既に2Fの受付前は人で溢れかえり、いろいろな方から声をかけられる。「ああ、全国大会に来ているんだなあ」と実感する瞬間だ。受付を済ませて席を確保し、北浜先生からは7手詰の本、隣の若島先生からも解答選手権の本を購入。解答選手権の次号の予約も済ませてから、小泉さんのところへ行って、橋本さんのプルーフゲームの解説を始める。最初のPronkin+Rundlauf with B(18.0)を例にとってプルーフゲームの解き方を説明していると、間もなく開会とのアナウンスが流れる。いよいよ大会の始まりだ。

(まだ続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?