梁山泊訪問記(平成27年)その3

 コンビニを出た後、もう何をすればいいのか分からず困り果てているところ、突然妙齢の美女が現れて「さあ、こっちよ」と手招きする。意味が分からないままに付いていくと、黒いキャデラックに押し込まれ、そこで薬をかがされ、意識を失ってしまう。正気を取り戻して目を開けると、そこは…なんてことになったらそれはそれで面白かったのだが、勿論ゲンジツの世界ではそんなことは起こらない。さて、どうしたものか?

 もはや有効な打開策も思い浮かばず目の前が真っ暗だったが、いつまでもコンビニの前に突っ立っている訳にもいかず、ダメもとでもう一度持ってきた地図を眺めてみる。本当に手がかりは何もないのか?レトロプロブレムのkey moveを探すときのように、目を皿にして隅から隅までチェックする。するとやっとのことで、あることに気付いた。「あれ、この警察署って、さっき乗ったバスから見たんじゃなかったっけ?」絶望の闇にやっと一筋の光が差し込んだ瞬間だった。
 自分の位置さえ分かれば、少々遠くても問題ではない。その後もいくらか紛れはあったものの、無事歩いて世田谷文学館に到着することができた。いやあ、日頃からレトロやってて良かったわ!(←絶対違う)

 ちなみに、世田谷文学館はこんなところでした。 

旅行記(1-1)

旅行記(1-2)

 世田谷文学館を出たのが3時半。結局、梁山泊に戻ったのは5時だった。戻って10分としないうちに酒盛り開始。メンバーは御主人、柳原さん、角さん、小林さん、そして私の5人。(この面子だと、私が一番の若手ということになる) 

旅行記(1-3)

 会話の内容はもちろん秘密。だって、殆ど活字にできないようなものばっかりだもの。書いてもいいネタで思い出せるのはというと、私が「いつも結果稿では褒めてばっかりなのに、何故『毒舌』のイメージが付きまとっているのか理解できない。『仏の高坂』と呼ばれてもいい筈なのに」と発言した瞬間に、他のメンバー全員から全否定されたこと(笑)。角さんからは「君が詰パラに登場した時、『I氏の生まれ変わりか?』と思ったよ」とまで言われる始末。何ともヒドイ言われようだ。(いや、褒められてるのか?)確かに昔は少々筆が滑ったこともあったが、未だにそれを言われるのは、ちゃんと刑期を務めあげてシャバに出て来たのに、まだ昔やらかしたことをあげつらわれているような気分だよ。
 まあ、そんなこんなで楽しい時間はあっという間に過ぎ、10時半過ぎにお開き。12時頃就寝。次の日は9時前に梁山泊を後にして、2時半過ぎに無事青森着。ああ、楽しかったなあ!

 最後になりましたが、今回の旅行でお会いした方々、特に梁山泊の御主人には、心からお礼申し上げます。どうも有難うございました。

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