全国大会参加記(平成24年)その3

 3日目の朝は8時頃起床。全国大会に来ているのに、何て健康的なんだ!昨日の晩は12時過ぎにはもう部屋に戻っていたし、長期戦になることを考えて酒量をセーブしていたら、セーブしすぎたような気もする。うーむ。
 8時半過ぎからフロント前で陣取り、誰か降りてきた人を捕まえて午前中の相手をしてもらおうと企んだが、なかなか良さそうな人がやってこない。しかし、折角全国大会に来たというのに、詰キストと語らいもせずにただ時間を潰すようでは、何しに高い旅費をかけて松本まで来たのか分からない。ちょうどそこに筒井さんがやってきたので、午前中をどうやって過ごそうかと相談すると、「只券を使って松本市内を散策したら」とのアドバイスを頂いた。そうか、観光という手があったか!
 今まで結構全国大会に参加してきたが、終わってから観光名所などに行ったという記憶がない。私にとって全国大会はあくまで詰キストに会う場であり、ついでに綺麗な景色を見ておこうなどという考えは全く浮かんだことがなかったのだ。でも、たまには一人で旅行らしいことをしてみてもいいかもしれない。そう思って9時過ぎにチェックアウトし、駅に荷物を置いてスタバで朝食。まずは松本城へ行ってみる。しかしかなりの混み具合だ。城の中に入ることは断念し、隣接する博物館にも入る。ここでは原岡さんに偶然会った。まあ、ここ数日、松本市内の詰キスト率は相当高くなっているのだから、ふらふら歩いていて誰かと会っても全然不思議ではない。ここも一通り見て、次は時計博物館に行こうと決めた。途中に古本屋とか民芸品の店があったので、そこも暇つぶしに覗いてみる。3軒目の店を出て「さて、時計博物館に行くか」と歩き出したその時、向こうから斎藤さんがやってくるのを発見。聞くと、斎藤さんも別にこれといった行先はなく歩いていたらしい。これはラッキー!(向こうにしてみたらアンラッキーだったかもしれないが)
 一緒に時計博物館に行き、それから早めに昼ご飯を食べた。というのは、こちらの当初の電車の時間が松本を12:10というものだったからだが、みどりの窓口に行ったら2時間ほど遅い便にキャンセルが出たようで、無事変更することができた。最初からそうしておけば、斎藤さんに早めの昼ご飯を無理に食べてもらうこともなかったのに。申し訳ないことをした。
 2時間ほど猶予ができたので、またまたスタバへ。そこで「この詰」のことやチェスプロブレムのことで、色々と面白い話を伺うことができた。1時半過ぎに改札でお別れし、2時過ぎに松本から長野へ向かう電車に乗ったのだが、その車中でとうとう例の二玉詰が解けた!これは間違いなく、こちらの錆びついた頭脳に刺激を与えてくれた斎藤さんのお蔭だろう。「この詰」でも、私の原稿の校正を快く引き受けてくれたし、本当に斎藤さんにはお世話になりっぱなしだ。
 七戸には8時過ぎ到着。これで今年の全国大会も終了。最後になりましたが、筒井さんはじめ全国大会スタッフのみなさん、有難うございました!

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