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楽しいレトロプロブレム(14)

(13) James Soliman (StrateGems 49 01-03/2010)

Proof Game in 11.5 moves (16+14)

 黒の手はちょうど11手で、1手の余裕もありません。よってPd7,e7はいずれも不動のまま取られています。一方白の手はPによる4手のみ。残り8手で2枚の黒Pを取る為には…?
勿論、使うのは一番足が長いBです(Qだとチェックがかかる為不可)。後はどちらの黒Pを先に取るべきか考えることになりますが、黒Qがd8にいたままではd7の黒Pは取れませんね。よってまずは、Pe7を取り除くことになります。後は実際に駒を動かせば、作意が見えてくるでしょう。作意は、1.d4 a5 2.Bg5 Ra6 3.Bxe7 Rf6 4.Ba3 b6 5.b4 Bb7 6.Bc1 Bf3 7.e4 Qc8 8. Bb5 Kd8 9.Bxd7 c6 10.Bh3 Kc7 11.g4 Kb7 12.Bf1となります。
 単純な意味付けで、嫌味なく2枚のBによるRundlaufを実現していますね。

(14) Gideon Husserl (feenschach 1986)

合法な局面になるように駒を色分けせよ
b)Rg6→g7 (4+0)

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