私家版・短編名作選補遺(14)
(40)池田 俊
(詰パラ 平成6年10月号)
37角、18玉、16飛、同香、28金、19玉、17金迄7手詰。
殆ど見たことがない、2枚角による合利かずの詰め上がり。金を打ってから飛を回る紛れの逃れ順も良い感じだ。
(41)佐々木浩二
(将棋ジャーナル 昭和54年12月号)
13角成、同角、23銀、15玉、24銀、16玉、27銀、25玉、16銀、24玉、
36銀迄11手詰。
有名な古図式のアレンジにも見えるが、恐らく作者はそれを知らぬままに作ったのではなかろうか。何の根拠もないが、そんな気がする。
(42)長谷繁蔵
(詰パラ 平成10年5月号)
22桂成、同歩、14飛、13桂、同飛成、同玉、25桂、23玉、33馬、12玉、
13桂成、同玉、14香迄13手詰。
飛先飛香のシンプルな表現。前例はあるも、このまとめ方にはベテランの旨さを感じる。
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