見出し画像

畳のサイズとその地域差/ 岩手県盛岡市の前田畳店

畳のサイズとその地域差/盛岡市の前田畳店

畳を替える時や選ぶ時、気づかないかもしれませんが、実は大事なのが畳のサイズ。地域によって畳のサイズは違うって知っていますか?この差があると、部屋の広さの感じ方や、家具の配置にも影響します。


引っ越しや新しい家具を考えているけど、どうしたらいいかわからない。そんなあなたの悩み、この記事を読めば解決できますよ。畳のサイズの地域差を知り、自分の生活スタイルに合った選択をすることで、快適な家を作り出せる未来が待っています。

この記事で伝えたいこと:

  1. 畳のサイズが地域によって異なること

  2. 畳の規格の種類とその特徴

  3. 地域差が生まれる背景とその影響

  4. 畳のサイズを正しく理解することの重要性


・畳のサイズとその地域差
・各規格の詳細
・地域差の理由
・地域差の影響

畳のサイズとその地域差


こんにちは岩手盛岡の前田畳店です。畳のサイズの基準が地域によって違うのをご存知でしょうか。今回はその事について少し触れていきたいと思います。※最終更新日 2024/3月

▼畳替えをご検討中の方はこちら


畳のサイズは地域によって異なります。主に以下の5つの規格があります。

  1. 京間(きょうま)

  2. 六一間(ろくいちま)

  3. 中京間(ちゅうきょうま)

  4. 江戸間(えどま)

  5. 団地間(だんちま)

これらの規格は畳の長い辺を丈(たけ)、短い辺を巾(はば)と言います。丈と巾の比は2:1です。畳は通常「寸」で表示されておりますが「cm」表記を使う事も多くなってきました。



当店で畳の工事に使っている『差し』(長さを測り寸法を入れる定規)

各規格の詳細

  • 京間(きょうま): この規格の畳の大きさは約1.82㎡(丈191cm×巾95.5cm)で主に西日本エリアで使われています。別名を本間(ほんけん)とも呼びます。

  • 六一間(ろくいちま): この規格の畳の大きさは約1.71㎡(丈185cm×巾92.5cm)で※山陰地方や近畿の一部で使われています。全国的にはややマイナーな規格です。※引用リンク: まっぷるトラベルガイド 山陰ってどこ?島根と鳥取だけじゃない?

  • 中京間(ちゅうきょうま): この規格の畳の大きさは約1.65㎡(丈182cm×巾91cm)で主に東海エリアで使われています。別名を三六間(さんろくま)とも呼びます。

  • 江戸間(えどま): この規格の畳の大きさは約1.55㎡(丈176cm×巾88cm)で東京を中心に関東エリアで使われています。別名を五八間(ごはちま)とも呼びます。基本的に畳の標準規格とも言えます。

  • 団地間(だんちま): この規格の畳の大きさは約1.44㎡(丈170cm×巾85cm)で集合住宅で使われています。別名を五六間(ごろくま)とも呼びます。

地域差の理由


畳のサイズが地域によって異なる理由は主に地域の風土や生活習慣の違いによるものです。例えば関東地方では「江戸間」が主流となっていますがこれは江戸時代の建築様式や生活習慣が影響しています。一方、関西地方では「京間」が主流となっておりこれは古都・京都の伝統的な建築様式や生活習慣が反映されています。

あわせて読みたい当ブログの記事
★和室の存在感 は?心地よさとその活用法について
https://note.com/tota100/n/nc4ae328e0d7b

東北北海道も基本は江戸間。江戸間のところによく刃を入れてキズになっている


また※集合住宅で使われる「団地間」は限られたスペースを効率的に利用するために開発された新しい規格です。この規格は戦後の高度経済成長期に建設された公団住宅(現在のUR都市機構)などで広く使われ現在でも新築のマンションなどでよく見られます。
※引用リンク【chintai】
マンションの種類「集合住宅」ってなに?共同住宅とどう違う?


地域差の影響

畳のサイズの地域差は部屋の広さの感じ方や家具の配置、インテリアの選択などに影響を与えます。例えば「江戸間」の畳を使っている関東地方の人が「京間」の畳が主流の関西地方に引っ越した場合、部屋の広さが以前とは異なって感じられるかもしれません。また畳のサイズによっては一部の家具が設置できない場合もあります。

このように畳のサイズとその地域差は私たちの生活空間に大きな影響を与えます。そのため新しい住まいを選ぶ際や部屋のレイアウトを考える際には、畳のサイズをしっかりと確認し、自分の生活スタイルに合った選択をすることが重要です。




【その他の質問】畳のサイズとその地域差/盛岡市の前田畳店

・6畳の大きさとは?
・不動産での畳数の規格はどうなの?
・読者が思っている疑問質問や悩みに答える
・まとめ

▼畳替えをご検討中の方はこちら


6畳の大きさとは?


6畳の部屋の大きさは、畳の種類によって異なります。以下は各種類の6畳の大きさです。

  • 京間: 10.9443㎡

  • 六一間: 10.2675㎡

  • 中京間: 9.9372㎡

  • 江戸間: 9.27168㎡

  • 団地間: 8.67㎡

多くの人が「6畳=約9.72㎡(1.62㎡×6)」と理解していると思われます。これは、不動産広告や賃貸情報サイトで一般的に用いられる「1畳=1.62㎡」という換算基準に基づいています。


しかし実際のところは使用されている畳の種類によって6畳の面積は変わります。例えば「江戸間」の場合、1畳は約1.55㎡なので6畳は約9.3㎡となります。一方「京間」の場合、1畳は約1.82㎡なので6畳は約10.9㎡となります。

★あわせて読みたい当ブログの記事
畳の交換費用は? - 盛岡の前田畳店が詳しく解説します
https://note.com/tota100/n/nc32fc8d57970

このように畳の種類によって6畳の面積は変わるため部屋の広さを正確に把握するためには使用されている畳の種類を知ることが重要です。しかし一般的には「1畳=1.62㎡」という換算基準が広く理解されているため多くの人がこの基準に基づいて6畳の大きさを理解していると考えられます。



不動産での畳数の規格はどうなの?

不動産の広告に出てくる間取りの畳数表記から実際の部屋の広さを想像するのは現実難しいと思います。ゆえに「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」というルールで部屋の広さを畳数で記載する際には、「1畳=1.62㎡(平米)以上」とすることが決められています。

読者が思っている疑問質問や悩みに答える

Q: 私の部屋は6畳ですが具体的にどれくらいの広さなのでしょうか?

A: 部屋の畳数から具体的な広さを知るためには使用されている畳の種類を知る必要があります。例えばもし部屋の畳が「江戸間」であれば、6畳は約9.27㎡となります。

Q: 畳のサイズはどのように決まるのでしょうか?

A: 畳のサイズは地域によって異なります。例えば関東地方では「江戸間」が一般的で一方で関西地方では「京間」が主流です。また集合住宅では「団地間」がよく使用されます。

Q: 畳のサイズを変えることは可能ですか?

A: 畳のサイズを変えることは可能ですが部屋の大きさや形状そして畳縁のデザインなども考慮する必要があります。また畳のサイズを変えると部屋の広さが変わる感じがするかもしれません。畳のサイズを変えることを検討する際は専門の畳店に相談しましょう。

まとめ

1畳は基本1.62平米。畳の大きさの地域差に注意。畳のサイズは地域によって異なります。不動産サイトや広告では、基本的に同じサイズで表記されていますが地域で使用する畳が違うこともありますので注意が必要です。

専門用語の解説

  • 丈(たけ): 畳の長辺のことを指します。

  • 巾(はば): 畳の短辺のことを指します。

  • 寸: 日本の伝統的な長さの単位で1寸は約3.03cmです。


あわせて読みたい当ブログの記事
★畳乾燥システムは畳表替えと併用がおすすめ|岩手盛岡前田畳店
https://note.com/tota100/n/n891685143e44

前田畳店の経験から

私たち前田畳店は、岩手県盛岡市で創業60年の畳専門店です。私たちの経験から言えば畳のサイズや種類についてお客様がそれにあった寸法で仕上げるとにこの知識を知る事は非常に重要です。それにより地域による畳のサイズの違いを理解しそれに合わせた適切な畳を提供することでお客様の生活空間をより快適なものにすることができると考えます。



結論

畳のサイズは地域や用途によって異なりその理解は畳選びにとって重要です。畳のサイズを理解することで、部屋の広さを正確に把握することができより快適な生活空間を作り出すことができます。また畳のサイズを変えることも可能ですがその際は部屋の大きさや形状、畳縁のデザインなども考慮する必要があります。畳のサイズについての疑問や悩みがある場合は専門の畳店に相談することをお勧めします。

▼畳替えをご検討中の方はこちら


あわせて読みたい当ブログの記事
★畳・襖の盛岡市前田畳店│畳の張り替えサービス店
https://note.com/tota100/n/n0c123db218f1

私たち前田畳店は岩手県盛岡市で創業60年の畳専門店としてお客様の畳に関するあらゆるニーズに対応しています。畳のサイズについての質問や、新たな畳の導入既存の畳のサイズ変更など何でもお気軽にご相談ください。

【当店の紹介】

盛岡で創業60年の信頼と実績!
たたみ、ふすま、しょうじ、カベ紙、アミ戸の張替えリフォームは

テレビcm、youtubeでおなじみ
前田畳店・インテリアマエダ

【お問い合わせ】
岩手県盛岡市天昌寺町9-16
0120-303-887

営業時間:9時~17時
(土曜日は16時頃まで)
定休日:日曜日
お急ぎの方はメールかLINEで。
m.masa.tatami@gmail.com
★お仕事のご相談ご依頼はLINEお友達登録からがお得で便利!
初回5%OFF↓↓
https://lin.ee/iZMItdH
スマホから「アプリで開く」を押してください。

公式SNS

ホームページ http://www.eins.rnac.ne.jp/~maeda-t

前田畳店 代表 前田昌俊
・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている前田畳店の二代目店主
・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表
・現在登録者4000人の襖系Youtuber・畳技能と職人指導員、壁装技能資格
・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く51歳

★あわせて読みたい当ブログの記事
「畳の裏返し」で新鮮な和の空間を再生|盛岡市の前田畳店
https://note.com/tota100/n/n242c945a33f1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?