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12月24日の夜

昔私が寝ていた部屋は窓が大きくて空がよく見えた。

12月24日の夜はサンタさんが来るから眠れなくて、母親も父親も寝ていたけれど私はずっとトナカイに連れられてサンタさんが空を飛んでるんじゃないかと空を見つめていた。

私の家には煙突がないからどうやって家に入るんだろうと思い、玄関から魔法で家の中に入る想像をしたりもした。

でも毎年いつの間にか寝ていた。

そして朝起きると玄関に手紙と一緒にプレゼントが置いてあった。嬉しかった。

走って玄関に行ったのをよく覚えている。

夜中まで起きることなんて珍しく無くなった今は、もうあの時の気持ちになれることはないのかなとちょっと虚しくなる。

もうサンタさんは来ないけど、あの時の気持ちもう一度味わいたい。

今年の24日は空を眺めてみる。

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