mRNAワクチンは従来のワクチンと何が違うか?

今回のmRNAワクチンは何が違うのか?

生物学が好きでない方向けの説明

従来のワクチン(インフルエンザ、HPV等など)
・病原体の一部を体内に入れる事により、体の免疫を事前に鍛える。
・対ゾンビ戦で例えるなら、ゾンビの右腕を城内に投げ入れて模擬戦を行う。

今回のmRNAワクチン
・病原体の一部を産生する人体工場へ細胞を変化させる薬剤。
・元々自分の体の一部であった物が、コロナウイルスの一部に作り替えられる。
・その元々自分の一部だった物を病原体の一部として、体の免疫を事前に鍛える。
 決して、自然ではありえない状況である。
・対ゾンビ戦で例えるなら、口からゾンビの右腕が生えてくる薬を死んでも良い?一家(筋肉)に飲ませ、模擬戦を行う。
・この薬が全身にばら撒かれる(逆血確認せず静注)と、大切な?一家(心臓)からもゾンビの腕が生え、模擬戦だが勢いあまって殲滅してしまう(心筋炎)可能性がある。

もう少し生物学が好きな方向けの説明。

従来のワクチン(インフルエンザ、HPV等など)
・工場で精製した病原体のタンパク質抗原を用いる。病原性は限りなく低い。人体に投与されると、免疫細胞にて排除される。この免疫細胞の働き(抗体、液性免疫)は長期的に残るので、本当の感染時に迅速に病原体が排除できる。

今回のmRNAワクチン
・工場で精製するする時間がなかった。mRNAという病原体の一部の設計図を細胞内に強引にぶち込む(トランスフェクション)により、工場でなく人体の細胞内で病原体の一部を作る。
・細胞内で作られた病原体の一部は、免疫細胞にて排除され、抗体(液性免疫)が形成される。これは従来のワクチンと同じであり、工場由来か人体工場由来かの違い位しかない。
・人体には液性免疫(抗体)以外にも細胞性免疫というもう一つの免疫がある。これは細胞障害性T細胞という「細胞」による免疫で、液性免疫(血中という「液体」内に漂っている抗体)との対比ですね。液性免疫(抗体)が鉄砲の弾だとすれば、細胞性免疫は直接殴ってるイメージですね。また液性免疫の対象が主に病原体であるのに対して、細胞性免疫の対象は感染してしまった細胞である。ウイルスは感染した細胞内で増殖するので、感染しダメになってしまった人体の細胞を早めに処理する(細胞死させる)。ウイルスをばら撒く前にダメな細胞は死んでもらった方がトータルではプラス。なので細胞性免疫とは、細胞障害性T細胞がダメになった細胞を直接殴って死滅させる免疫である。こちらも長期的に残る。ただ、細胞性免疫は全てを焼け野原にできてしまう恐ろしい威力を持つ(移植や自己免疫疾患など)。
・では、mRNAワクチンにて細胞性免疫はどう働くか。細胞は病原体の一部を強引に作成させられる。これはおかしいと思った細胞は、強引に作らされた病原体の一部を分解して免疫細胞に見せる。「俺はダメな細胞になってしまったかもしれない。細胞障害性T細胞よ、早く…私を…して」と。そうして細胞免疫が高瀬舟をするだろう。更に病原体の一部を発現しているので、液性免疫でも高瀬舟されるかもしれない。細胞性免疫、液性免疫、フル動員で病原体の一部を発現する細胞を攻撃するだろう。
・では、この時、ダメな細胞になったかもしれないと言った細胞は細胞性免疫及び液性免疫にて細胞死するだろうが、大丈夫なのか?筋肉細胞であれば再生するが、他の細胞であれば?
・ファイザーのデータではマウスでは全身にmRNAワクチンが回っている。これは心筋炎の所でも再度詳しく述べる。つまり、mRNAワクチンは取り込まれた細胞を細胞性免疫及び液性免疫にて攻撃させる可能性がある。液性免疫の場合は胎盤を通過する事は知られており、胎児にも影響する。だから、何よりも血中に乗せて飛び散らせない事が大切→逆血確認の相談(血中にmRNAワクチンが投与され無いかの確認)が大事。心臓や網膜、下垂体などいくらでも再生しない、大切な細胞は多々ある。一番無縁なのは胎児であるが、それは胎盤移行性(胎児にどれだけ移行するか?胎盤がどれだけブロックしてくれるか?)のデータによる。→胎盤移行性のデータの公表を求めるのが大切。
・確かに、逆血確認はしないよりした方がマシなレベルだ。本心では逆血確認の相談や、胎盤移行性のデータがない。以上の事を言いたい。しかし、人命を優先するならば、何をすべきか?と考えて、mRNAワクチン断固反対というのをグッと飲み込んで、啓発しているのだ。断固反対が前面に出れば、明日接種する予定の人には届かないからだ。推奨派からは反ワクチンと石を投げられ、反ワクチンからは推奨と石を投げられながら。一方で無責任に推奨しているヤツらは、何をしているのか?いい加減にしろ。推奨したからには責任持って、全力を尽くせ。

つまり、mRNAワクチンは、細胞内で病原体の一部を作成し、ウイルス感染細胞と誤認され、細胞性免疫及び液性免疫により攻撃されるだろう。筋肉細胞であれば再生するが、血中に乗り再生しない細胞に作用するとその細胞さえも殺してしまうだろう。マウスの心筋炎の論文では示されている。

mRNAワクチンと従来のワクチンとの類似点を探す方が難しい。
しかし、従来のワクチンと同じと思って推奨していた医師が殆どであるのも事実だ。
mRNAワクチンは核酸医薬の側面が強い。
しかし、核酸医薬としての基準はクリアしておらず、ザルなワクチンとしての申請だ。
電気自動車を家電枠で申請したから、通常の自動車検査を行っていないに等しい。

以上が、従来のワクチンと、mRNAワクチンの違いと、それによる懸念の違いだ。
マウスの心筋炎の論文にて現実となった。

mRNAワクチン接種を勧める上では、ワクチンという名前は役に立ったが、
従来のワクチンへの影響は将来どうなるか分からない。
HPVと並列に語るのは止めるべきだ。
字数があれば、極力mRNAワクチンと書き、違う事を周知すべきだ。

次回は、胎盤移行性のデータが公表されていない。と心筋炎を減らせる可能性の逆血確認について書きます。