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5次元の中の人(仮

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「N+1問題」を調べたら「N-1ロケット」がわかった話

承前初めてリレーショナルデータベースというかMySQLを使い始めたのは、1999年5月頃、早くても4月の後半頃だったはず。 それまでは、CかPerlでCGI作ってたもののプロセスのforkがボトルネックだったので、ApacheのモジュールでHTML内にプログラムを埋め込んで処理できるものとして最も早くリリースされたmod_phpを使うことにして、Linux(1.2系?)+Apache(1系)+MySQL(3系?)+PHP(3系)=LAMP と後に呼ばれる構成で開発を始めた。

サイバー攻撃対策のチェックリスト

日本政府のロシアへの制裁措置に対して、ロシアが対抗措置を取る旨表明しました。これに伴い、同国政府情報機関・軍部・民間の政府支持層からの国内へのサイバー攻撃が急増していると考えられます。 通常業務として別途セキュリティガイドラインを整備・運用していますが、今すぐ再確認すべき項目を絞ってまとめました。 絞ったリストは公開しても問題ないので共有します。 PCに限らず、家庭内ルーター・WiFiルーター、スマートフォンにもOSが搭載されており、サイバー攻撃の対象です。 また、アカウン

簡単なことを難しくする技術 〜またはプログラミング的思想について〜

↓こちらに転載しました 「プログラミング的思考」という言葉の文部科学省による定義を見ると、結局のところ、何かをやる際の手順をブレイクダウンして簡素化・手続き化する一般的な手法の話で、必ずしもプログラミングに限った話ではない。 なんだかバズワードを創り出したなという感じ。 ところで、プログラムを書く際は、仕様書の有無に関わらず、大体以下のようなプロセスをたどる。  やりたいこと(機能)を、まずはとにかく書いてみる ↓ さらにやりたい機能を、どんどん書き足していく ↓ たく

「したためる」または「したためろ」〜「言語化」または「形式知化」の代替として〜

起複数人でプロジェクトを始めるなり、チームで活動するのにあたって、理解の共通化は大前提だ。1つのものを別々の名前で呼んだり、別々のものを同じ名前で呼んだりすると混乱のもとになるので、呼称や概念の統一や適切な区別が必要だ。ソロプロジェクトだとしても、いろいろ考えあぐねた結果である明日の自分は別人なので、理解を記録しておくことは有用だ。 これを今まで「言語化」とひとくくりにしていたが、実際には「図式化」や「数式化」など手段は限定していないので、もっと適切な語彙がないかという疑問

Kindle本を何で読むかっていう話

読んでる途中で別の本を読み始めたり、1日に数冊読むこともあるし、内容によって読むペースもバラバラ。積ん読リストも溜まってて、隙間時間に合うのを読んだりするので最近は電子書籍ばかりで、良さそうな本も紙しかないと電子版待ち。 というわけで、Kindle本を読むデバイスの選び方。 画面サイズ大画面は一覧性もあるし31インチモニタを常用してるけど、Kindle Reader アプリをウインドウ表示してると他のアプリも見えて気が散るし、全画面表示にすると視線の移動が大きくなって、か

楽をするための努力は惜しまない

↓こちらに転載しました 小学生の頃からプログラミングしてたこともあってか、手順に従う事務作業的なことが極端に苦手だ。 それはそれとして「同じ作業を3回やることになったら自動化しろ」と言われたことがある。同じことを言われたことがある人は少なくないだろう。何度も同じ手順を繰り返すなら、自動化(バッチ処理化)することで、作業時間を短縮し作業ミス(ヒューマンエラー)も減らせる。エンジニア同士なら、このコンセプトを「楽をするための努力は惜しまない」という。今風に言えば「DX(デジタ

先達はあらまほしき事なり

↓こちらに転載しました 「先達はあらまほしき事なり」とは徒然草の一節。「仁和寺にある法師」は古典の授業で習ったので、内容も憶えている。 後からふりかえって失敗原因を指摘したり、誤りを批判するのは簡単だ。新しいサービスの立ち上げ直後に何らかの不備が見つかり「ちょっと考えればわかるだろ」と叩かれる例は少なくない。 しかし、徹底的に検討しても想定外は起こるものだ。むしろ、微に入り細を穿つほどに検討を重ねたことで、サービスが急成長し予想外が起こるほどのポテンシャルが生まれた結果

明けない夜はない(the night is long that never finds the day)

↓こちらに転載しました 「明けない夜はない」とはマクベスの有名な一節。直訳すると「明けない夜は長い夜」となるものが意訳されたものだそうな。ただし、マクベスもこの一節以外よく知らない。 大学での講義の一コマに科学哲学があり、その中で「科学者ほど科学理論を信じていない」という一節があった。その意味するところは「科学理論とは、その時点で最も確からしい仮説であり、それが正しくないかもしれないと疑い仮説検証し続けることで新しい発見(より確からしい仮説)が生まれる」とのこと。もっとく

やるべきかやらざるべきか、それは問題ではない(To do or not to do, that is NOT the question.)

(English Edition) ↓こちらに転載しました 「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ(To be or not to be, that is the question.)」とはハムレットの有名な一節。あまりに有名過ぎて、この一節以外よく知らない。 新しいアイデアを実現できるできないは日々経験するものだけど、その違いは、やるかどうか最初から考えるか、実現する算段をした上で、その価値があるか判断するか。 実現する可能性が低い方法   (1)最初に、やるべきか