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FIREを実現するために本当に大切なたった1つのこと - 穂高さんから学ぶ人生哲学

こんにちは、とっしぃです。
今回は、日本におけるFIRE(Financial Independence, Retire Early)の先駆者として知られる穂高さんの新刊『新ファイアローン』を題材に、FIREを実現するために本当に大切なことについて考えてみたいと思います。

FIREって何?そもそも本当に実現できるの?

まず、FIREについて簡単におさらいしておきましょう。FIREとは、Financial Independence(経済的自立)とRetire Early(早期リタイア)の頭文字を取った造語です。簡単に言えば、若いうちに経済的自由を手に入れて、好きなことをして暮らせるようになることを指します。

「えっ、そんなの本当に可能なの?」と思う人も多いかもしれません。実際、FIREを実現するのは簡単ではありません。でも、穂高さんのように実際に実現している人がいるのも事実なんです。

穂高さんって誰?

穂高さんは、元三菱サラリーマンで、2023年2月に『新ファイアローン』という本を出版しました。これは彼の2冊目の著書になります。1冊目の『本気でFIREを目指す人のための資産形成入門』は9万部を超えるベストセラーになったそうです。

彼は、給料の8割を投資に回すという、普通の人には考えられないような生活をしてFIREを実現しました。でも、彼だってはじめから特別だったわけじゃありません。むしろ、幼い頃に父親を亡くし、母子家庭で育ち、奨学金を3つも得て大学に通うような境遇でした。

FIREを実現するために本当に大切なたった1つのこと

さて、ここからが本題です。FIREを実現するために本当に大切なたった1つのこと、それは何でしょうか?

答えは...

主体性です。

「え?主体性?お金の話じゃないの?」と思った人もいるかもしれません。確かに、FIREを実現するためには、お金の知識や投資のスキルも重要です。でも、穂高さんが強調しているのは、そういった技術的なことよりも、「自分の頭で考えて自分から積極的に動く」という姿勢なんです。

なぜ主体性が大切なの?

ここで、ちょっと考えてみてください。世の中には、お金に関する情報があふれています。投資の方法、節約のコツ、副業のアイデアなど、星の数ほどあります。でも、同じ情報を得ても、お金を増やせる人と増やせない人に分かれてしまいます。なぜでしょうか?

それは、主体性の有無が大きく関係しているんです。主体性がある人は:

  1. 自分に合った方法を見つけられる

  2. その方法を自分なりにカスタマイズできる

  3. うまくいかなかった時に、人のせいにせず改善できる

  4. そもそも良い情報にアクセスできる

つまり、主体性があれば、世の中にある様々な情報や機会を自分のものにできるんです。

穂高さんの主体性エピソード

穂高さんの人生を見ていると、主体性がいかに重要かがよくわかります。いくつか印象的なエピソードを紹介しましょう。

1. 北京大学留学時の衝撃

穂高さんは中国の最高峰、北京大学に留学しました。そこで彼は、中国、韓国、ベトナムなどの学生たちの真剣さに衝撃を受けます。例えば:

  • 湖のほとりでA4サイズの紙を異様な大声で暗唱し続ける北京大学の学生

  • 母国の外交官試験のために国際法の分厚い本を熟読する韓国人留学生

この経験から、「主体性を発揮しなければ自分はどんどん埋もれてしまう」と感じたそうです。結果、彼は半年以内にHSK(中国語検定)の最高級を獲得し、問題なく中国語で読み書きできるようになりました。

2. 給料の8割投資

先ほども触れましたが、穂高さんは給料の8割を投資に回していました。これって、普通に考えたらありえないですよね。でも、彼はこれを「非常識」と認識しつつも、自分の信念として貫き通しました。

面白いのは、彼は決して極端な節約生活をしていたわけではないということです。FXで稼いでブランド服を着たり、ハイグレードマンションに住んだこともあるそうです。つまり、贅沢も経験した上で、自分なりの価値判断をして8割投資を選んだんです。

3. エリートの忠告を無視する勇気

ファイアを目指していた時、ケンブリッジ大学卒の医学部卒、港区高層マンション在住の30代半ばの英国人から「株式投資はリスクが高い。配当で賄うなんて無理だ。考え直した方がいい」と言われたそうです。

普通なら、こんなスーパーエリートに言われたら、自信をなくしてしまいそうですよね。でも、穂高さんは自分の判断を信じ、結果的に高配当株投資でFIREを達成しました。

4. 不動産売却時の交渉

自分の住居を売りに出した際、不動産業者から市場の冷え込みを理由に4回も値下げを勧められました。でも、穂高さんは「早く売買が成立して手数料が欲しい仲介業者の心理」を考慮し、希望価格を譲りませんでした。結果、1ヶ月後に希望価格で売却に成功しています。

FIREを達成した後も続く主体性

面白いのは、穂高さんの主体性はFIRE達成後も健在だということです。例えば:

  • FIRE後に1年間農家で働き、稲作や果樹栽培など農業を学んだ

  • サバイバル能力を身につけるため、水源が近くにある地域で土地を購入

  • 投資スタイルを柔軟に変更(高配当株投資から、今は無配株やゴールド、短期投資、空売りなど何でもあり)

これらは全て、「自分の頭で考えて自分から積極的に動く」という主体性の表れです。

私たちに何ができるか?

ここまで読んで、「でも、私には穂高さんのような凄いエピソードはない...」と思った人もいるかもしれません。でも、それは大きな間違いです。

実は、私たち一人一人に、自分だけの「原体験」があるんです。それは:

  • 親や友人に言われたちょっとした一言

  • 日が暮れるまで砂場で遊んだ最高に楽しかった瞬間

  • 大切な何かを失って悲しくてしょうがなかった瞬間

こういった経験の積み重ねが、今の私たちを形作っているんです。

そして、そこには必ず、私たちの人生を豊かにするためのヒントが隠れています。例えば:

  • なぜあなたは「円」ではなく「お金」のことを学ぼうと思ったのか?

  • お金で楽しかったこと、辛かったことは何か?

  • なぜお金持ちになりたいと思ったのか?

これらの問いに対する答えが、あなたのFIRE達成の原動力になるかもしれません。

まとめ:主体性こそがカギ

FIREを実現するために本当に大切なのは、テクニックや知識以上に、主体性なんです。自分の頭で考え、自分から積極的に動く。そんな姿勢が、お金に関する様々な力を引き出し、最終的にFIREの実現につながるんです。

もちろん、お金に関する知識やスキルも大切です。でも、それらを活かすも殺すも、結局は私たち自身の主体性次第なんですね。

最後に、穂高さんの言葉を借りて締めくくりたいと思います:

「今日が人生で1番若い日です」

さあ、今日から、あなたも主体的に行動してみませんか?きっと、新しい扉が開けるはずです。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。とっしぃでした!


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