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機材遍歴(ギターで使ってたコンパクトエフェクター編)

今回は今まで使ってたエフェクターを覚えている限り書き連ねてみようと思う。
僕はあまりコンパクトエフェクターって買ってきませんでした。
自分でバンドを組んだ時、
今はなきタハラ楽器でディストーションとディレイを買ったのが初だったと思います。
ボードガッツリ組む、もやったことないです。
仕事を始めてからはマルチ多めです。

曖昧な記憶を辿りながら思い出と共にお届けしようと思います。

【コンパクトエフェクター】

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ )
GCB-95 CRYBABY WAH WAH


定番ワウです。
これは今でも持ってます。
19歳ぐらいの時に先輩から借りてて借りパク状態です。
自分で買ったVOXのワウもありましたが、
ガリが出始めたタイミングで売りました。
モディファイのワウも昔持ってたんですが、
おそらく手放してしまいましたね…。
weedsではなかったような。
序盤から記憶が曖昧です。
これはいまだにレコーディングで使います。
モディファイとかしてないので、
普通に音やせするし、ピーキーではありますが僕は今のところ使用頻度的に充分です。
あとやっぱり音が好きですね。
ライン録音の時のワウって割と絶望感感じる音になってますが、混ぜてくとまぁ意外と平気…。
でも本当はアンプで鳴らしてナンボですね。
ほぼカッティングのみで、リードでワウ踏んで…ってほぼしたことないです。
ワウとディストーション(ファズ)のインピーダンス問題という深淵なる話があるのですが、
今回は割愛。

Providence SONIC DRIVE


多分初めて買った歪み。
布袋さんも使ってるらしい、だけで買ったような。
音あんまり覚えてないですが、
今思えばかなりローゲインだったと思う。
これでリード弾いてたけど。
今だったらバッファとかブースターみたいに使っても良さそうです。

ARIA / ADL-1 ANALOG DELAY


当時3000円ぐらいで売ってた気がする激安アナログディレイ。
意外と良い感じで、ローファイな音作りには相性良いと思う。
筐体はプラスチック感がすごく、
信じられないぐらい軽かった。
中古で見たらちょっと高くなってました。
コンパクトでこれだけ持っていくことはないかもですが、ジャズコーにオーバードライブだけでは心許ないならこれを持っていくと収まりがいい気がする。


Line 6 DL4


このデジタルディレイは持ってた人多いんじゃなかろうか。
ボードに入れてる人も多かったし、
迷ったらこれにしとけ、的な安心感があった。
今でもたまーに使ってる人見かけます。
最近これの新機種出ましたね。
僕は画像の旧式使ってました。

これを選んだ理由ですが、

ディレイにそこまでこだわりはないけど、
それなりに良い音出したい。

ほとんどの人がこれで選んでた気もする。
勝手な持論ですが。

ルーパーも付いてて、
ディレイもそれなりに種類ある。
セッティングも保存できる。
超便利じゃん!
これで充分じゃん!って思ってました。
今でもそれなりに使えると思うけど、
今だったらこれを選ぶ理由は薄い気もする。
それでも後々出てくるSTRYMON Timeline、Eventide timefactor、
tc electronic flashbackらへんに捲られるまで
はど定番だったと思う。

このサイズの筐体なのにMIDIの入出力なしってなかなかないですね。
デジタル機材なのに珍しい。
パラメータの数値が目視出来ないのも使う人選ぶと思う。
メモリ呼び出した時に今の値が分からないから迷子になりやすいんですよね…。
効き目が分かりにくいパラメータが今振り切ってる設定なのかどうかが分からなくて、
音作りの時にかなり面倒に感じた。

絞った使い方でこれだけあれば十分!
って人にとってはちょっと大きいし、
バイパス音が気になる人も多いと思う。
ちなみに僕はバイパス音が苦手でした。

1台で完結したい、ボードに組み込んで足元でコントロールしたい、って人にとっては逆に欲しい機能が足りなかった。
Eventide H9とかはエフェクトを内臓したハード部分と操作部分は別、みたいな設計上の意匠を感じますね。
ボード派はMIDIでコントロールが今は主流かもですね。
あと、何故かLINE6って純正のアダプタが質悪いんですよね。
僕だけかもですが、
他の機器でも断線、被膜破れよく起きました。

散々悪いところを書いては見たものの、
DL4は結構便利に使ってました。
マルチにどうしても迎合できない人にとって一つの解ではあると思う。
直列で繋ぎまくるぞ!
MIDI?知らんそんなもんは!
欲しい音色分、ディレイ繋いだるんじゃ!って強者にはピッタリだと思う。
デジタル機材のエディットじゃなくて、
実機のコントロールをグリグリ回して現場で直感的に調整できる、ってのは便利です。
そこの比重を大きく感じる人も一定数いると思う。
僕は割とめんどくさがりなのでそういうタイプです。
細かいことは置いといて、
踏んだら一撃でカッコいい音になっててくれ!

BOSS ST-2 Power Stack

これは使い込む前に手放してしまった。
壁っぽいディストーションが欲しくて買ったと思います。
ハイゲインなディストーションに慣れてないのが露呈した逸品。
もう一回試してみたいですね。


Electro Harmonix Big Muff


ベースで使うつもりで買ったファズ。
問答無用で一個の音しか出ない。
補正とか、代替とか日和った使い方を一切させない唯一無二の音。
踏んだ瞬間、好きじゃなかったら多分愛せない。
個人的にファズは好きです。ファズの中でもぶちぶち感、ざらざら感は強い。
ロシア製ともよく比較されますが、
そもそも年代や個体で音が違うという沼機材。
いつかこの辺も根掘り葉掘りやりたいですね。
見たい人がいるかは分かりませんが…。

Crews Maniac Sound QUADRIVE


これはめっちゃ良かったディストーション。
ただ、一般的なディストーションというよりも、
プリアンプ的な捉え方の方がいい気がする。
ローゲインでチューブアンプっぽい歪み。
手元のボリュームにもピッキングにもしっかり追随する。
ゲインはフルまで上げてもハイゲインって域まではいきません。
思い切ったセッティングでも崩壊しにくかったと思う。
ジャズコーとか、
トランジスタアンプ苦手な人はバッファとしてかけっぱなしで使ってもいいかもしれない。
良くも悪くもいなたいので、リードは別にあった方がいいかも。
壁ディストーションとして使うのは難しいと思う。
好みはかなり分かれると思います。
これはクランチぐらいが一番美味しいんですが、
ドンシャリよりはむしろミッドに寄ってる感じなので、カッティングとかで使うと太過ぎるかも。
モダンよりもヴィンテージ寄りだと思います。
18vぐらいまで昇圧できたはず。
ぼくはそれぐらいで使ってました。
9vも繋げられるのでそっちのがしっかり歪むかも。試したことないのでなんとも言えませんが、そういう方向性に音は変わると思う。
昇圧すると、余裕あり過ぎてガツっと歪まなくなるのでこの辺は使い方と好みだと思う。
インピーダンス調整も出来るので、
前後でワウ使う人にもおすすできる一品。

Crews Maniac Sound Addict OD

前述のODとほぼ同じ音。
何故かこれとquaddriveと並べて繋げてた。
今思うと、買わなくて良かったし、
一緒に使う意味もなかった。
とりあえず買ってみたのを並べたんだと思う。
どっちかだけでも取っておけば良かったですが、売却済み。


Crews Maniac Sound SPREADER

crews3つめ。
アナログコーラスです。
これも音良きでした。
嫌な痩せ方もしないし、
コーラスといえばこの音だろ!ってなればこれだけで本当にいいと思う。
前述のODとも相性良くて、バッキングもリードも良い感じに古臭くて好きでした。
コーラスで2chあるのも良いですね。
Bchのがかかりが深かったような。
機能や狙いはは絞ってるけど、パーツはお金かかってるから音は良いっす!ってペダルは使いやすいし、
自分の好みに照らし合わせて選定できるので良いですね。

音の好みって日々更新されていくけど、
琴線に触れる部分はあまり変わらない気がします。
昔、ペダルのことばっかり考えてた頃は自分のプレイスタイルに沿わなくても、
これあったらめっちゃいーなーとか、
これ次絶対導入しようとか、
ボードの配線図とか、使用用途想定して図に書いたりしてました。
結局ロマンなんですよね…乗らないバイク買っちゃう人と同じだと思う。
コンパクトはそれにしかない良さも、
魅力も使う意義もあります。

とはいえ、仕事に必要な機材と、
心踊るmy new gear…は別なんですよね。
仕事でワーミー使うんすよ〜って人にはなかなか会わないもんです。
好きな音を追い求めてその人のスタイルになっていくんだと思います。

ここまで書きましたが、
多分僕はギタリストとして見たらエフェクター購入数は相対的に少ない方だと思います。

奥様に何度ブチギレられようと買う奴は買う。
キャンプ用品を買う理由に、
災害の時に役に立つから…って家族を説得して買う方もおられるそうですが、音楽機材は災害であればあるほどガラクタです。
災害時には楽器は死んだ木、機材は鉄屑です。
購入理由がロマンしかないなんて、こんな根拠の弱いものを涙ぐましい努力で買ってる俺たち。
でも辞めらんねえよな。

全部包括的書くつもりだったけど、一旦ここまで。
次はマルチ編に続く予定です。

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