2022W杯予選に向けたイタリア代表発表
2020年ワールドカップ欧州予選へ向けたイタリア代表メンバーが発表されました。
GK
クラーニョ(カリアリ)、ドンナルンマ(ミラン)
メレト(ナポリ)、シリグ(トリノ)
DF
アチェルビ(ラツィオ)、バストーニ(インテル)
ビラーギ(フィオレンティーナ)、ボヌッチ(ユベントス)
キエッリーニ(ユベントス)、ディロレンツォ(ナポリ)
エメルソン(チェルシー)、フェラーリ(サッスオーロ)
フロレンツィ(ローマ)、ラッツァーリ(ラツィオ)
マンシーニ(ローマ)、スピナッツォーラ(ローマ)
トロイ(アタランタ)
MF
バレッラ(インテル)、カストロビッリ(フィオレンティーナ)
クリスタンテ(ローマ)、ロカテッリ(サッスオーロ)
マンドラゴラ(トリノ)、ペッレグリーニ(ローマ)
ペッシーナ(アタランタ)、リッチ(スペツィア)
センシ(インテル)、ソリアーノ(ボローニャ)
ヴェラッティ(パリサンジェルマン)
FW
ベロッティ(トリノ)、ベラルディ(サッスオーロ)
ベルナルデスキ(ユベントス)、カプート(サッスオーロ)
キエーザ(ユベントス)、エルシャーラウィー(ローマ)
グリフォ(フライブルグ)、インモービレ(ラツィオ)
インシーニェ(ナポリ)、キーン(パリサンジェルマン)
サプライズ
今回サプライズだったのはトロイの召集。トロイはアタランタのDFで3バックの一角として攻撃参加もするのも得意なCB。元々の国籍はブラジルだったはずだが、今回初召集となった。ちょっとこれにはビックリ。スタメンの座をフロレンツィから奪ってもおかしくない選手。
さらにスペツィアのリッチを召集したのも驚きだった。個人的にスペツィアはポジショナルサッカーに果敢に挑戦していて、好みのチーム。
現状
そういえば、あまりイタリア代表については話してこなかったが、戦術だけ見るとピルロのユベントスに近い。ボール保持、非保持で布陣が変わる。保持時は325or334のような形になり、非保持451となる。
前線からのプレッシングにも積極的で、奪われた後のプレッシングも早い。ただし、ボールを奪われた後に相手にドリブルで突破されてしまうと、そのまま運ばれてしまう場面もチラホラみられる。ネイションズリーグのオランダ戦では、デヨングの独力でのドリブル突破に手を焼いていた。
今イタリアサッカー協会としては、イタリア代表のゲームモデルは簡単に言えばスペインのような方向性で、と考えているようだ。イタリア国内から出てくる選手の質も考えてフィジカルよりも、戦術理解度とテクニックのある選手が活躍できるようにしているらしい。イタリア代表の情報は定期的にフットボリスタなどに登場するので、前に比べると情報が入りやすくなった。
また、監督がマンチーニではあるが、マンチーニらしさをあまり感じないチームでもある。どちらかと言えば協会スタッフ+マンチーニの合作のような雰囲気。
前のブログから読んでくださっている方はご存じと思うが、管理人はイタリア代表の課題、イタリアサッカー全体の課題としては常に安定してGLを勝ち抜く力を得ることだと考えている。
格下の相手や守備ブロックを敷いて守る相手、自チームよりも選手のフィジカルが勝るような相手に対して、勝ち点3をもぎ取る力。まずは、この力を獲得してほしいなと感じている。
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