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音MADにおけるセリフ合わせで意識していること【音MAD講座?】

音MADで重視すべきポイントはなんでしょうか?

音程?セリフ?ネタ?色々あると思います。

とりわけ使うシーン数が多いアニメで音MADを作る場合一番大事になってくるのはセリフ合わせの部分ではないかと俺は考えています。

せっかく自分の好きなアニメで音MADを作ろうとしても、リズムが合わなくて魅力が半減してしまう、作りたい曲で作れないみたいなことになってしまってはもったいないですよね。

なので今回は音MADのセリフ合わせの部分について意識していることなどを語ろうかなと思います。続きはどうなるかわかりませんが。

 この記事で書いていることは基本的にどんな素材でも応用が聞くと思うので実写とかで作ってる方も参考にしていただければありがたいです

①BPM線を曲のBPMに合わせる
ハイ。基本中の基本ですね 
これはどんな曲を使うときでもそうですがBPMはよほどのことがない限り合わせましょう。

音MADの最初期(2007~8年)はBPMを合わせられないソフトで音声を作るのが主流だったので昔の音MADはほとんどBPM線なしで作られてます
昔の音MADにガバガバなものが多いのは(他にも色々要因はあると思いますが)要するにそういうことです。

自分が最初期にBPM線なしで作ってた音声です
BPM線が無いと頑張って波形に合わせて音声を入れてもどうしてもつっかかりがあったり逆に間延びしてたりと違和感が出てきます BPM線は合わせましょう

音ゲー曲やボカロの曲はBPMが書かれてたりしますが普通の音楽だとBPMがわからない場合があります、その場合はbpm analyzerを使うとBPMがわかったりわからなかったりします。
(ちなみに俺は使っていません。)

自分のやり方としてメトロノームの音を出してBPMを少しずつ調整してメトロノームが使用曲にピッタリ合うまでなんども再生を繰り返す…といったReaperの機能だけを使ったものがオススメだと思っています。

最初は苦戦するかもしれませんが慣れればほぼ全ての曲のBPM設定が可能になります。
その際0,1単位で調整するのもありですが、自分は面倒くさいので小数点以下のBPMになるような感じだったら原曲の速度ごと弄って無理やり整数に収まるようにしちゃいます

②動画を見て好きなリズムを考える
セリフ合わせと言ってもリズムの形にはさまざまな種類があります

同じ素材を例に出してみます

セリフ合わせでもどれぐらいセリフを詰め込むのかによってかなり変化が生まれます 自分は結構詰め込みがちになりますが基本的にセリフは詰め込めば詰め込むほど作者受けが上がって(音を細かく詰め込むには技術と気力がいるので)視聴者受けが減る(何を言っているのか伝わらなくなりがち)と考えて構わないと思います

おそ松さんとかの音MADで殆どセリフのリズムを弄っていないような感じの音声なのにメッチャ再生数伸びて一部の作者が不満に思ってたみたいな話ありましたがいい例だと思います。

ぶっちゃけ何も知らない新規の視聴者はその動画のセリフ合わせの技量なんて知ったこっちゃないのですがそんなこと言っては身も蓋もないのでこの話はこれぐらいにしておいて自分めちゃくちゃセリフ合わせで影響受けた音MADとか貼ってみます ぜひ参考にしてください

音声だけの動画ですがセリフのチョイスや繰り返すタイミングが秀逸で超影響受けました これに限らずフィルさんの音MADは非常にリズム感が優れているものが多いので影響受けまくりです 凄い

セリフを詰め込まずに間を置くということをこの動画は非常に多くやっています 声が小さめなことは人によって評価がわかれるでしょうが無理なく音声が入ってるという感じです

短い素材ですが声の強調してる部分が原曲の音とガッチリハマってて聞いてて凄く心地いいです セリフ合わせだけでここまでやれるという底力を感じさせます

1シーン丸丸使ってセリフ合わせするという斬新な構成ですが無理やり合わせてる感がほぼ無く違和感の無いようにまとめてて素晴らしいです

他にもいっぱいありますがとりあえずこれぐらいで
上にリンク貼った動画の作者達の動画(電球、bonosan、感想、フィル、yoake、菅沼、白樺)を見ておけばセリフ合わせの参考として個人的には十分な気がします その他気に入ったものがあれば記憶にとどめておくようにしましょう。
(yoake氏はアカウントを削除していますがマイリス番号で検索すれば出ると思います)

とりあえず今回はこれぐらいです 次回書くかはわかりませんがもし書くとしたらもうちょい実践的な内容にすると思います。