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ある日届いた金の招待カード。 紹介してくれた友人と、その秘密クラブを訪れた。 そこは繁華街にある雑居ビルの5階の一室。 重厚な木の扉に銘板がかけらていた。 会員制クラブ corde 中は驚くほど簡素で、ソファーの他にあるものと言えば、大きな鏡、そして天井から吊り下げられている滑車だけだ。 ラブホのSM部屋のようなおどろおどろしい部屋を想像していたのだが、拍子抜けだ。 部屋を囲むように壁際に設けられたソファーに既に二人の若者が座っていた。 私たちは若者たちの隣に腰掛けた
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会員制秘密クラブ「corde」 メインホール 緊縛講習会会場 そこは、20畳以上はある広々とした空間。 簡素な部屋にあるのは、部屋を取り囲むように壁際に備え付けられたソファー。そして天井から吊り下げられている滑車に鎖、大きな鏡、それだけだ。 部屋を飾る装飾もなければ、豪華なインテリアもない。 不安げな表情で席を立った妻は、私にすがるような目で懇願した。 「あなた・・・一緒に来て」 「ああ、御主人もご一緒にどうぞ。それから田中さんご夫妻もご一緒にどうぞ。色々説明もあるので
