異父妹という存在

私には妹が二人いる。
上の妹は四歳半離れており、下の妹は私が十五歳の時に生まれた。まさか中学生になってきょうだいが増えるとは思っていなかったが、元々小さい子は好きなので嬉しく感じたことを覚えている。

さて、その下の妹だが私や上の妹とは父親が違う。母と再婚相手の間に生まれた子、いわゆる異父妹だ。
とはいっても、その事実を意識したことはあまりない。やはり同じ母から生まれたというのは大きいのだろう。逆に異母妹であれば、今よりも少し距離というか、違いを感じていたのかもしれない。
また母の再婚相手、私から見ると義理の父が分け隔てなく接してくれたことも、変に差を意識せずに済んだ理由の一つだろう。世の中、義理の親から虐待をされてしまう子どももいる中で、非常に恵まれていたと思う。

妹自身も自分と兄姉の父が違うことは知っているが、全く気にしていないようだ。末っ子らしく甘えるのがうまく、それでいて時折ませた発言をする妹。兄バカを承知で言うが、かわいくて仕方がない。

そんな妹も今日で十歳の誕生日。ここ数年は離れて暮らしていたこともあり、成長の速さに驚くばかり。
これからどう成長していくのか、半分兄、半分父のような気持ちで見守っていきたい。

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