ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY

作品としては残念だったスーサイド・スクワッドは、唯一、華麗なるヒロイン、ハーレイ・クインakaマーゴット・ロビーを産み出したことは、誰もが称賛することでしょう。そんな彼女のスピンオフ作品。スーサイド・スクワッドに求めていたハチャメチャ加減は、この作品によって補完されました。

ゴッサムシティの影のキング、ジョーカーの元カノになってしまったハーレイ。交際期間中は、当然ながらジョーカーの悪事(ドを超えたイタズラ)に付き合い、自身もジョーカー印をいいことにやりたい放題。しかしEXの烙印が付いた瞬間、恨みを持つ悪人が、当然ながら湧いてきてしまいます。

類友とはこういうのを言うのでしょう。そんな彼女のもとには、何故かワケあり娘(?)たちが集まっていき、彼女たちなりの正義に基づいて、『バーズ・オブ・プレイ』というヒロインチームが、無意識ながらに結成します。そこからがもうチート状態。きらびやかな悪者退治で魅了させてくれます。

アメコミを読んでいるように、とにかくコミカルで、とにかくマーゴット・ハーレイの魅力を惜しげもなく堪能できる映画でした。デッドプールのように第四の壁を超えた演出が大半なのですが、そのリズムが少々置いてけぼり感を覚えるところは残念でした。

ちなみに、ここまでハーレイの魅力を語ってきましたが、この映画で一番魅力的だったのは彼女ではありません。一番は、彼女が愛するエッグサンド。これがもう、あまりにも美味しそうで、食べたくて仕方がありません。これは、エッグサンドを美味しく食べるための映画なので、国内に美味しいエッグサンド屋さんを誰か作ってください。


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