見出し画像

海水浴場でバタフライ。

職場の先輩が毎日車でどこかに出掛けていく。1人ドライブって楽しいの?

そう思って、最近色々なところに出かけている。大体は、朝か前日の夜に、一つだけ目的地を決めて、とりあえず遠くまで出掛けてみる。出掛けた先でまた新しい発見があり、予想外の体験がある。

盛岡から釜石まで車で1.5時間。当初は海鮮丼を食べることが目当てだったけど、ついでに海水浴場まで行ってみる。
ファミリーばかりの日曜日。冷たい海でバタフライをする。謎のやり切った感がある笑。

それから鉄の博物館にも行ってみる。釜石は製鉄所が有名なのだ。幕末に、はじめは諸外国に対抗する大砲を作るために、志ある人たちが立ち上げたという。

色々展示を見ていると、生産可能量20トンという単位からはじまって、最後は128000トンとかになっている。失敗、戦争、大震災。成長の過程は試行錯誤の歴史そのもの。組織の運営母体を何度も変えながら、それでも高炉は100年以上稼働し続けていたらしい。日本人のものづくりの心というのは、一言では言い表せないのだろうけど、執念にも近いようなものもあるのかもしれないと思った。

最近になってようやく、歴史の面白さを感じられるようになった。日本の歴史は、自分たちの成り立ちを知るためのものだと思うから。過去を知って、自分たちの行くべき先、失ってはいけないものが何かを考えられるような、気がする。
ところで、鉄の始まりは、地中海の辺りから来ているらしい。例えばヒッタイト。彼らの生活圏は、今でいうトルコに当たる。今度トルコ旅行に行くので、楽しみになってくる。意図しないところで、物事が繋がる面白さ。仮に、日本史が自分たちを知るための営みだとしたら、おそらく世界史を学ぶことは、他者を知る営みなのだろうと思う。異質な他者の歴史を知り、背景を知り、彼らのものの見方を知ることなんじゃないかな〜。

人生の楽しみはまだまだ広がっていくんだね。
おめでとう28歳の私!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?