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#95 2015年(平成27年)岩手県における「食肉」、「畜産食料品」、「水産食料品」の県内生産額の推計

1111(食肉)

平成27年(2015年)産業連関表総合解説編によると、「原則として、品目別に[生産額]=[生産量]×[単価]によって推計した」と記載されています。

1111-011(牛肉)・1111-012(豚肉)・1111-014(その他の食肉)

今回の推計では、生産量は、畜産物流通調査のと畜場統計調査の表1-2「都道府県別枝肉生産量」の岩手県のデータを採用しました。また、単価は平成27年部門別品目別国内生産額表」の値を利用しました。

1111-013 鶏肉

生産量は「2015年農林業センサス 確報 第1巻 都道府県別統計書」の 表番号 2 「販売目的の家畜等を飼養している経営体数と飼養頭羽数のデータ」における岩手県の出荷ブロイラーの羽数の値を用いました。

また、単価は平成27年部門別品目別国内生産額表」の肉用若鶏(ブロイラー)の生産額を、「2015年農林業センサス 確報 第2巻 農林業経営体調査報告書 -総括編-」の表番号 2 「販売目的の家畜等を飼養している経営体数と飼養頭羽数」における全国の出荷ブロイラーの羽数で除すことで算出しました。

1112(畜産食料品)

1112-011(肉加工品)

今回は、指標の対全国比×平成27年産業連関表(総務省)生産額により、県内生産額を推計することにします。

指標は、「平成28年経済センサス‐活動調査 事業所に関する集計 産業別集計 製造業に関する集計」の表番号 3-4「品目別、都道府県別の出荷及び産出事業所数(従業者4人以上の事業所)」における出荷金額になります。

経済センサスの産業細分類において、産業連関表の「1112-011(肉加工品)」に対応するのは、「091212 肉製品」・「091911 ブロイラー加工品(解体品を含む)」・「091919 他に分類されない畜産食料品」になります。

したがって、「091212 肉製品」・「091911 ブロイラー加工品(解体品を含む)」・「091919 他に分類されない畜産食料品」を合算した値を指標として利用しました

平成27年産業連関表(総務省)生産額は、産業連関表(基本分類)ではなく、平成27年産業連関表部門別品目別国内生産額表における「1111099101 肉加工品」の生産額を用いました。「1111099 その他の畜産食料品」から、後述する「畜産びん・かん詰」の生産額を控除した値を利用しました。

(取り消し線と太字部分は2022年4月14日追記)

1112-021(畜産びん・かん詰)

「畜産びん・かん詰」については、生産数量×単価で県内生産額を推計します。

生産数量については、(公社)日本缶詰協会の「缶詰時報」の内容重量を用います。

また、単価は「缶詰時報」に記載の「食肉」の推定生産金額を内容重量で除することで推計しました。

1112-031(飲用牛乳)

「飲用牛乳」については、生産数量×単価で県内生産額を推計します。以下の製品について、生産量を「平成27年牛乳乳製品統計」からデータを得ました。

  • 牛乳

  • 加工乳

  • 乳飲料

  • 乳酸菌飲料

  • 発酵乳

また、単価は「平成27年部門別品目別国内生産額表」からデータを得ました。

1112-032(乳製品)

今回は、指標の対全国比×平成27年産業連関表(総務省)生産額により、県内生産額を推計することにします。

指標は「生乳処理量」になります。生乳処理量は、「平成27年牛乳乳製品統計」からデータを得ました。

1113(水産食料品)

1113-011(冷凍魚介類)

今回は、平成27年(2015年)産業連関表総合解説編に記載されている方法で推計を行いました。

まず、生産量は「水産物流通調査 確報」の表番号 2-2「水産加工品の加工種類別品目別生産量(都道府県別)生鮮冷凍水産物」のデータを用いました。

また、単価は、生鮮冷凍水産物については東京都中央卸売市場年報の「冷凍魚」の部類別平均価格を、その他の加工品の冷凍では冷凍食品に関連する統計データ(一般社団法人日本冷凍食品協会)の金額/数量を用い、生産額=生産量×単価で推計しました。

1113-021(塩・干・くん製品)

今回は、平成27年(2015年)産業連関表総合解説編に記載されている方法で推計を行いました。

生産量は「水産物流通調査 確報 」の表番号 2-1 「水産加工品の加工種類別品目別生産量(都道府県別) 食用加工品」 のデータを用いました。

また、単価は東京都中央卸売市場年報の市場別品目一覧表(市場別・部類別・品目別取扱高)の平均価格を用いました。

1113-031(水産びん・かん詰)

今回は、生産数量×単価で県内生産額を推計します。

生産数量については、(公社)日本缶詰協会の「缶詰時報」の内容重量を用います。

また、単価は平成27年産業連関表部門別品目別国内生産額表の「1112031101 水産びん・かん詰」の生産額を、「缶詰時報」における「水産」の

  • 丸缶

  • 大缶

  • びん詰め

を合算した値で除することで推計しました。

1113-041(ねり製品)

今回は、指標の対全国比×平成27年産業連関表(総務省)生産額により、県内生産額を推計することにします。

指標は、「平成28年経済センサス‐活動調査 事業所に関する集計 産業別集計 製造業に関する集計」の表番号 3-4「品目別、都道府県別の出荷及び産出事業所数(従業者4人以上の事業所)」における「092311魚肉ハム・ソーセージ(鯨肉製を含む)」及び「092312その他の水産練製品」の「出荷金額」になります。

1113-099(その他の水産食品)

今回は、指標の対全国比×平成27年産業連関表(総務省)生産額により、県内生産額を推計することにします。

指標は、「平成28年経済センサス‐活動調査 事業所に関する集計 産業別集計 製造業に関する集計」の表番号 3-4「品目別、都道府県別の出荷及び産出事業所数(従業者4人以上の事業所)」における「092212海藻加工品」・「092919他に分類されない水産食料品」・「092921水産食料品副産物」の「出荷金額」になります。

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