マガジンのカバー画像

戯曲「モノクロ同盟」/詩の書き方

50
運営しているクリエイター

2018年11月の記事一覧

【詩の書き方 2】

【詩の書き方 2】

「古池や蛙飛び込む水の音」
この俳句は永遠のものになりましたが
「古池や蛙飛び込む水の音、淋しくもあるか秋の夕暮れ」
これだと、
「この親切な下の句は……愚かな無意味なものとするほかには何の役にも立つてゐない」
と坂口安吾は言っています。

【詩の書き方 1】

【詩の書き方 1】

「解剖台の上での、ミシンと雨傘との偶発的な出会いのように美しい」
といえば、ロートレアモンですが
もし、それが「美しい」かもしれないと認めるなら
要は、子供のような心で
ことばや世界と遊べばいいというだけのことではないでしょうか。