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わたしの好きなところ

惚気てしまうつもりは毛頭ございませんが、先に謝らせていただきたい。

申し訳ねぇ。

前回触れたように、夫はわたしにデレデレのデレなのだ。
何をしても、どんな出立ちであろうと、どんだけ不潔にしていようと
(いや。清潔にしようと反省はしています。)
『かわいぃぃぃ〜〜〜!!』と、目を細めている。
細めすぎて目尻は口角に着くんじゃないかって程に下がりきっている。
顔が下がりきって、あれ?もう溶けちゃうのかな?ってレベルである。
因みに鼻の下をこんなに伸ばしてる人を夫以外には見たことがない。

『ねぇ?わたしのどこが好きなの?』
と聞くと即答で
(そんな事聞くなよ…は受け付けません。悪しからず。)

『かお!!』

顔ですか…

『肩と、お腹とおしりとおててと足と…全部!!』

ぜ、全部??
彼はきっととち狂っていて正気の沙汰ではないんだろうな…と、ぼんやり思っている。

嬉しいけれど、信用出来ないわたしがいるのだ。

それでも夫は目を細め、鼻の下を伸ばし今日も
『かわいい…かわいい〜!!!』
と言う。


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