トーチトワリング事故 ギブス児童のトーチ演舞
トーチトワリング事故のニュース映像において、前列の生徒が片手でトーチを回していた。
この児童はこの演舞の際に、ギブスをしていたことが判明した。
ではこの児童がギブスをしてトーチをして、片手でトーチをしていたことがなぜいけないのだろうか?
それは豊橋市トーチトワリングリスト『火が衣服に燃え移ったら,すぐに地面に転がることで火を消すようにする』
ここに支障がある。
つまり、左手にギブスなどをして痛みがある場合、演舞自体が遂行できたとしても、生命に対するリスクマネジメントができないからだ。
つまり、転がれない。
消火用のバケツで教員が火を消すまでの時間、この場合の身を守る消火活動としての基本の姿勢が取れないのだ。
消火活動の順序としては、1ドロップ、ダウン&ロール 2、消火用の水をかける。演舞者は着衣着火の認識が多少遅れる場合がある(演舞中火が体の周りを通るため火に慣れてしまい、熱さを感じなくなる)ので、父兄や観客がいち早く演舞者に知らせる必要がある。演舞者が気づいた時には火が燃え広がっている可能性がある。だから演舞者への演舞中の監視複数人で実施されることが強く推奨される。
2消火用の水であるが、これはバケツの水であると、教員が着衣着火を発見し、バケツを持ち、生徒に駆け寄る、水をかけるという複合的な過程をへて消火活動するのであるが、時間がかかりすぎる弱点がある。
最近ではメーカーが開発した消火装置、火を発見したら可動式のバックから水を勢いよくかける装置もあるようだ。(立川 松明祭りにおいて使用されている。https://www.youtube.com/watch?v=OTNusQb5L_E )
このような器具であれば、即自的な水かけが期待できる。
消火において理想的な器具の不存在であれば、児童ががギブスをしてトーチトワリング参加をした時点で教員の過失が認定されるもいえよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?