トーチトワリング事故 教師がトーチ棒の灯油を絞らないときの危険性の考察


灯油を絞らずして担当教師は、被害児童にバトンを手渡したことは被害者からのインタビューで判明している。これは被害児童だけではなくほかの児童にもそのようにしていたようだ。


このことは実際にどのような危険性が存在するのであろうか?

1、トーチ棒自体に重さが生じる。

実際にトーチ事故において、トーチ演舞の失敗に繋がっている。被害児童とそのご両親はそもそものその重さに疑念を呈していたが、被害児童と教師の関係性が良くなく、児童がトーチ棒の交換を教師に申し出た際に叱られるリスクが多く、児童が両親にそれを伝えないでくれという懇願によりその申し出は無くなってしまったのが判明している。そして、そのトーチ棒自体の素材は、トーチトワリングマニュアルにおいては、ステンレスが推奨されているが、今回の事件においては鉄ということも被害者の証言から判明している。ステンレスが推奨されたのは、熱伝導率の低さに重点が置かれたと推測される。鉄よりも軽く安全なステンレスをマニュアルは推奨したのだろう。

2、衣服等に灯油が飛び散り、発火の危険性が高まり火傷のリスクが高まる。

綿百だろうが、綿ポリ混合素材であろうが、灯油と言う、【餌】を火に与えてしまうと、容易に火が燃え広がるのだ。

その根拠は少し古い論文であるが、重松氏による衣服の防災性についてである。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jje1965/14/2/14_2_83/_article  


ド ーナ ツ形 円形金枠には さんだ生地(径10cm,内 径6.5cm)に灯油0.05mlで、3層の重ね着の最下層である、皮膚に近い層まで全焼している繊維は、綿、アクリル、ポリエステルである。ここでも綿は王様である。

事故当時、被害者の証言によれば、教師が灯油を絞らずして全員の生徒に手渡していたせいで灯油のにおいで周辺がかなり充満しており、また被害者生徒の服等にもべたべたついたことからすると、かなりの灯油がまわりにとびちり、この0.05mlという数値という【甘い】値ではないことが推測される。


つまり、教師が灯油が絞らず生徒にトーチ棒を渡すことは、2重の意味で危険性があったことが判明した。





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