見出し画像

処理水を知る㉘-処理水でヒラメ飼育

 10月17日、東電が処理水で育てているヒラメ水槽の様子が公開された。翌日の読売新聞の福島県版にも記事が出ていた。さらに、アワビや海藻も育てる計画だ。
 ヒラメやアワビを飼育する理由は、①飼育しやすい、ノウハウがある。②福島県の近海でとれるから、とのこと。(参照:福島第一原発の「処理水」で飼育が始まった「魚」その目的とは?)ちなみに、福島第一原発がある浜通り地区には、ヒラメ、アワビなどの研究を行っている水産資源研究所がある。

 記事には、政府の啓発活動等について次のようなことが書かれている。

  • 9月末、全国スーパーマーケット協会の14人を招き、福島第一原発の視察(経済産業省)

  •  海水モニタリング(監視)

  •  国際原子力機関(IAEA)による安全性評価

  •  発信力のあるインフルエンサーへの情報提供

 その役割を引き受けるインフルエンサーがいるのかな?と思うけれども、現状や事実をできるだけ周知していかなければならないのは確かだ。

 10月30日に福島県知事選が行われる。新人候補者は、処理水の海洋放出に反対の立場で、現県政の取り組みに対しても批判。そして、汚染水の増加を防ぐための広域遮水壁の設置を主張している。

 知事選の結果は、いかに。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?